『道を歩けば前置詞がわかる』
- 作者: 宗宮喜代子,石井康毅,鈴木梓,大谷直輝
- 出版社/メーカー: くろしお出版
- 発売日: 2007/11/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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読み終わりました。色々なところ(とはいえTwitter上だけだけど)でオススメされてたから買ったものです。とても面白かったのであっという間でした。
前置詞を自由自在に使うのはきっと無理だなと思いつつ、少しでも近づけないかと思って読んでみる。
第1章 道を歩けば前置詞が見える
第2章 垂直と水平の広がり
第3章 ネイティブの前置詞感覚
第4章 非空間の「大物」前置詞
第1章はon, to, over, at, by, with, up, down辺りが扱われてた。
第2章はup, down, out, in。
基本イメージを解説したり、基本的には2つの前置詞を突き合わせたりして進むんだけど、なんというか、わかるようなわかんないような感じのところも多い。そこがまた本当っぽい。さすがに「このイメージ1つで全部わかります!」みたいなのは嘘くさいものなあ。
とはいえたくさんの用例があって、自分の中に少し蓄積ができた気がする。
- The light went out.
- The stars came out.
「消えた」と「現れた」の2つがoutで表せるのはぱっと見意外ね。
どちらも「ある範囲から出る」というところで共通点がある。
- 「『話し手の視界』という範囲」から出る→消える
- 「『見えなかったところ』という範囲」から出る→現れる
なるほどねえ。
英語の本を読むのは本当に楽しいんだけどなあ。修論の本がまったく進まんのよなあ。(はてさて)