さんだーさんだ!(ブログ版)

2015年度より中高英語教員になりました。2020年度開校の幼小中混在校で働いています。

パパ育休中に読んだ本

地元の図書館に通っている。主な目的は、えーちゃん(息子:0歳8ヶ月)に読む絵本を借りるため。ガシガシ読んでいる絵本は、以下のTwitterスレッドにまとめ中。


しかしやっぱり自分は図書館が好きで、いろいろなジャンルの本を見つけるにつけ、ついフラッと借りてしまう。
せっかくなので、パパ育休中に読んだ本をまとめていこう。順不同&随時更新。

→いろいろな絵本があるなあ。えーちゃんと、どんな本に出会っていくのか、楽しみだ。今は借りている絵本ばかりだけど、「これ読んで!」とお気に入りができてくるとなると、やっぱり絵本の本棚必要だよな。おもちゃもある程度所有しなくちゃと思うと、やはりお金と場所が…。笑


→経済がいかに政治と切っても切り離せないか、公的債務の仕組み、「すべてを民主化しろ」vs「すべてを商品化しろ」、などなど。著者の主張が色濃く出ていたのもよかった。経済以外の分野でも、こういう読みやすくて深い本、読み漁りたい!


→子どものさまざまな言葉の間違いの裏に、どんな言語発達・言語形成の様子が垣間見えるか。えーちゃんが話し始めて、どんな「間違い」をたくさんしてくれるのか、ますます楽しみになりました!


→面白法人カヤックが始めた取り組みで、HPにも紹介がある。
https://kayac.com/vision/kamakura
地域資本主義として、「地域経済資本(財源や生産性)」「地域社会資本(人のつながり)」「地域環境資本(自然や文化)」の三つを提唱。実際にまちとプロセスをともにしながら、それぞれの「資本」を豊かにしていく様子が記されていた。
まちづくりの一つの事例として、面白いなー!


→冗長な書きっぷりだなあと思いつつ、地元に余所者として溶け込んで、持てる資産をすべて使って「投資」しよう、というのは面白かった。
上の「地域資本主義」とも通ずるところがあって、自分自身がその地域にコミットして、地域を豊かにしていくプレイヤーたれ、ということか。
やっぱ田舎に住むからには自分もやってみたいな。


→これは今後の英語教育にもとても関わる話だなあと思うから、ていねいに読んで自分の感じたことをまとめたいな。


→流し読みで返却してしまった。m(_ _)m


→2017年の本なのか。今は昔。。「コモディティ化:時代の速度より遅い進捗は、いくらやってもゼロになる」は、刺さったのでメモ。


→いいねえ。世の中にいっぱい絵本はあって、いっぱいおいしそうなものが登場しているんだなあ。


→「気分に逆らうのは判断力のなすべき仕事ではない。判断力ではどうにもならない。そうではなく、姿勢を変えて、適当な運動でも与えてみることが必要なのだ。(p.48)」
読み解けないところもあるが、得心するところも多々ある。しあわせにいきようね。


あと収納の本を読んだり(タイトル失念)、英語関連の本をぼちぼち読んだりも。
以下は11/17にこのブログを書いて以降に読み終えた本。


(2022/11/18読了)
→トースターを原料からつくるお話。当初はその計画だったけれど、原料からつくる難しさに直面して、ニッケル硬貨を燃やしてつくりかえたり、既製品のプラスチックを溶かして成形したりして、完全に原料からではない。9ヶ月間でできたのが、表紙にも載っているなんとも得体のしれないトースターで、一回使ったら発熱部が焼ききれて壊れたそう。著者の軽妙な語り口もあいまって、とっても面白くあっという間に読めました。
同時に、最終章に書かれた主張は本当にもっともだなと思った。我々の買うモノには、見えないコストがかかっている(銅をゼロからつくるよりも、工場でつくった方が圧倒的に安く手に入る。その代わりに工場近辺の環境を劣悪なものにしてしまっているが、そのことへの責任を取る必要はない、など)。経済と環境は真っ向から対立してしまっているから、せめて廃棄するモノをきちんと分別して、もともとより価値が減じてしまう「ダウンサイクル」を可能な限り避けよう(そのコストを消費者が負担しよう)というようなもの。
最近「アップサイクル」という言葉をよく耳にする気がするけれど、もう10年前のこの本にも概念としてはあったのね。そりゃそうか。
ただ、最近の「アップサイクル」は、「使わなくなった古着で鞄を」みたいなだいぶ見えやすいリサイクルだけど、ここで筆者の言うのは、電子部品を素材ごとに分類して…みたいな話なので、素人には相当厳しい。まだそういうコストまで消費者が負担する世の中にはなっていないね。学校で、子どもたちとも考えていきたい問題。


(2022/11/18読了)
→面白かった!地球は大きなコイルとか、へーと思う話(同時に、きっと高校時代に習っている話…)がたくさんだった。
「ギターで波動」「ラジオで電磁気」「野球で力学」「エアコンで熱力学」、どれもわかりやすかった。


(2022/11/18読了)
→あまり面白くなかった。デザインを考えるときの手順は参考になった気がするけれど、それ以外は、なんか示されている例がイケてなかった感じで…。(ただし自分がつくろうとしてもそれ未満にしかならないだろうなーとも。笑)


(2022/11/20読了)
→そうじ、だいじ。メイン掃除はウタマロクリーナーで統一しようと思いつつ、この本にあるような重曹&クエン酸&酸素系漂白剤は常備しておこうと思う。逆に場所ごとの「○○マジックリン」的なのは、今持っているのを使い切ったら捨ててしまおう。


(2022/11/21読了)
→これは面白い!世界各国の離乳食事情がわかる。そもそも離乳食という言い方が日本的で、「赤ちゃんのための食べもの」とか「補完食」という言い方があったりする。
あげるものも、その裏の思想も、様々。モンゴルから来たお母さんが「日本の若いお母さんたちが、色や形にとてつもない努力をしていることが少し心配」との声も。肩の力を抜いて子育てできたらいいよね。
thunder0512.hatenablog.com
面白かったので、こちらに引用多めで記事にしました。


(2022/11/22読了)
→読了。英語の原著を読んでみようと思っていて、その前に。しかしけっこうな勢いでおので頭切り落としたり首ひねって殺したりしてるのね。笑


(2022/11/28読了)
→これ面白かった!発酵というキーワードと、文化人類学という視点が交差する。著者の軽妙な語り口もあり、かなり読みやすい。


(2022/11/29読了)
→上記の本が面白かったので、新たに借りてみた。いや〜、引き続き面白いね。そして今ぼくが住んでいる小諸は、味噌屋あり、酒蔵あり、ワイン醸造家あり、美味しいパン屋ありと、発酵という視点でも面白いなーと改めて思った。


(2022/12/01読了)
→読了。物語仕立てでご都合主義的な部分はあるが、著者がこれまでやってきたこと・出会ってきた人をぎゅっと濃縮して描いたんだろうなと感じる。業界では「狂犬」と呼ばれている人だとか…。笑


(2022/12/01読了)
→面白かった。「あ〜、あったな〜」的な製品やサービスの裏側。でも、名だたる大企業も失敗するという歴史と、そこから何かを学んで次に活かす凄さ、が学べた。あと、「マーケティングとは、変わり続ける顧客のニーズに関心を寄せ続ける姿勢だ」みたいな話が特に印象的だった。学校における教員の役割の一つだよな、と。あまり「マーケティング」という言葉でそれを言い表しはしないけど。


(2022/12/04読了)
→AI×青春小説。青春小説部分はほとんど読まず、人間が人工知能を「人間」とみなすのってどういうことだろう?的な話を、「探索と物体概念の獲得」「音素と語彙の獲得」など専門的に解説しているパートを重点的に読んだ。情報利得を最大化する情報を取りに行くとか、「『時々、ダメそうなことをやってみる』知的さ」とか、子どもの発達に重なるなーと面白かった。後半の章では「人工知能との関係性と倫理」「発達する自律的な人工知能の創成」など社会との関連も。「記号創発システムへの適応能力にこそ、人工知能が『人間』になるための重要な要件がある」と筆者(p.194)。言語や概念などの「記号」の意味を環境との相互作用から見出したり、新たな「記号」を創造したり。変容し続ける記号創発システムへの長期的な適用が人間とみなされる条件だろう。面白い本でした!



【Now Reading...】

→妻が「全政治家に読ませたい」と言っていた。面白そうなので、自分も読んでみる。

→「宇宙を支配するc, G, e, h」とは!?

人工知能の今について、とってもくわしく書いてある。正しく見極めたい。

→読了。だがあまり印象に残らず。

→本日12/28、小諸図書館最終日。どどっと借りてきたうちの一冊。軽く一読した程度でおしまい。m(_ _)m

→同上。微妙だった。

→同上。丸山珈琲がとても近くなったので、読んでみて正解だった。奥が深すぎる…。笑

→同上。子どもがもう少し大きくなったら、家の環境、どんな感じだと一緒に楽しめるだろう?

→聞いているポッドキャストにコメンテーターとして登場する宮崎哲弥さんの近著。どれくらい知ってるかなー?
なかなかペダンチックな本だった。これをゼロからつくった著者はよいとしても、この本を読んで急に小難しい言葉遣いをするようになった人がいたらいやだな。笑

→もう少し、発酵についてくわしくなろう!ホント、発酵 is everywhere.って感じ。soy sauceのsoyがそもそも「しょうゆ」から来ている(日本のしょうゆが海外で知られる→その原料である大豆が「soya」的な名前で呼ばれる→英語になってsoy(多分)、みたいな流れがあるっぽい。)とか、具体的な世界各地、あらゆる時代の発酵の具体例が目白押し。自分の生活にももっと取り入れようっと!という気分になったね。

→敬愛する友人のオススメ本。正論ではあるけど、耳が痛い箇所も多く、万人受けはしなそう。「育児を楽しめない人に育てられるということは、子どもにとってこのうえなく不幸」とか、まあそりゃ全面的に楽しめる親のがいいだろうけども、みたいな。笑
それでも、育休中に読めてよかった。「持続的で習慣的な心がけのない育児なんて、育児や教育の名に値しません。(p.312)」楽しみながら、じわじわ進んでいこうね。

→著者のブログで見て読みたいなーと思ったら、近くの図書館の新刊コーナーにあった!温かい言葉かけ、対話を心がける、みたいな話を、もっと具体的に書いてくれている。

→好きな作家である椎名誠さんによる縦横無尽の絵本論。えーちゃん(息子)にも、やっぱいろいろな絵本に出会ってほしいなー!

→最終章カナダの事例が参考になる。約四半世紀前の本だけど、事態はそれほど(まったく?)好転していないように思える。「(カナダの事例を)一読して女性はみなうらやましく思うだろう。男性が読んで、これをうらやましいと思ったとしたら、その人は育児の苦労を頭でなく、身体で理解しているにちがいない。(p.187)」ホントうらやましく思った!「保育所の時間延長=労働時間の延長」という悪循環の指摘もうなずける。最終的には、「文明(効率化を旨とする企業の生産論理。少子化の原因ともなっている)から、文化(職人の創造世界)へ」という転換が社会レベルで必要、という筆者の主張には共感した。社会が先か、個人が先かはわからないけど、自分もそこにコミットしていきたいね。育休取得もその一つ。
「新しい学校は(中略)新しい職人社会をめざし、若者と親の自分探しと共生への模索舞台となっていくことが期待されている。(p.205)」というのは、風越の方向性にも親しいなと感じる。

【Couldn't finish…】

→ゆる言語学ラジオで紹介されていて読み始めた。読みきれるか怪しい…。←読みきれず返却。m(_ _)m→うーん。タイトルは面白そうだったけど、いかにも翻訳本的な訳&構成があんまり頭に入ってこなかった。→スペインに勝った日に借りてきたけど、そもそも海外サッカーくわしくなかったから「うっすら聞いたことあるな〜」って人ばかりで、何が何やらだった。笑