さんだーさんだ!(ブログ版)

2015年度より中高英語教員になりました。2020年度開校の幼小中混在校で働いています。

塾の煽りと謎の怒り

現在期末試験のまっただ中です。監督をしつつ机の中に入ってた塾の広告を見る。
…それでじわじわとなんだかムカついてきてしまったのでこの日記を書いているわけです。

As there are persons in the world of so mean and abject a spirit, that they rather choose to owe their subsistence to the charity of others, than by industry to acquire some property of their own; so there are many more who may be called mere beggars with regard to opinions.

この英文の横には,「1年間の学習を経て,辞書なしに次のような英文を読みこなすことが可能になります」だってさ。

いやいやいや,さすがに難しすぎるでしょ。abjectとか。
試しにweblio辞書でこの単語を引いてみると,「英検:1級以上合格に覚えておきたい単語」とある。てことはこの塾に通った高1生は,英検1級合格レベルの英語力なの?多分それなら残り2年通う必要なくない?笑 もちろん,mean and abjectとつながっているから形容詞で,meanと同じような意味,というテクニカルな読みはできると思うけど,わざわざ「辞書なしに」って書いてるんだから,そういうテクニックではなく完璧な単語力を,という雰囲気を感じる。

あとそもそも,本当にこんな英文が入試で出てるのかも謎。この塾の方針として,「ただ,解ければ良いというのではな」いとか広告には謳っているから,きっと「ペラペラ話せる英語力(だけ)ではなく,骨太の読解もこなせる英語力」みたいなことなんだろうとは思うけど。
誰かのツイートにもあったけど,

本当に謎なんだよな。以下詳しく書いていくけど,個人的にはこの英文をこの切り取り方で提示するのは「ズル」で,それで生徒の危機感を煽ってるようなところに生徒が通って,どういう指導するかは分からないけど宿題やらなんやらで縛られて*1,結果として学校での授業をはじめとした諸々が疎かになるとしたら。

そうなんだよな。やっとここに来て,なんでこれを読んだ自分がムカムカきたか分かってきた。自分が負けているからなんだよな。結局のところ,この提示はズルいとかなんだとか俺が言ったところで,「へー」とか思いながらいろんな塾に通って,真に受けて,授業中に内職する生徒が一定数いる。そしてそれは,端的に俺の授業力の問題なんだろうと思う*2。悔しく,恥ずかしい話だ。


てことで,「グダグダ言ってるけど,この英文読めないのかよww」と思われるのも癪なので,以下一応解釈。

【訳】
世の中には非常に卑しい(mean),ひどくザンネンな(abject)根性の持ち主がいて,自分の生活を他人からの施しで賄おうと決めてしまって,自助努力でもって(by industry)何がしかの財産を自分のものにしようとは考えない人がいる。なので,考え(opinions)に関してはもっと多くの人が,まったくもって乞食と呼ばれうる存在なのである。

【解釈】
in the world of ~とは取らない,というのが最初の壁だろう。”persons of so mean and abject a spirit”というかたまりに,”in the world: この世界の中には”が挿入されている。 “so mean and abject a spirit“は,語順注意。so/as/how/too + 形容詞 + a/an + 名詞ってやつですね。(普通はa/an + 形容詞 + 名詞ですね,一応。)
そして,このsoと後ろのthatがつながって, I love her so much that I’m willing to give her all I have.みたいな感じで,どれくらい卑しいか,がthat以下に示される。
このthatの中,つまりどれくらい卑しくて,ザンネンかというと,の中に,”rather A than B”が入っている。「BじゃなくてAしちゃう」って感じね。それでAは “choose to owe their subsistence to the charity of others”で,Bは “by industry to acquire some property of their own”。
Aの中をみると,choose to doでdoすることを選ぶ。これはまあいいか。
あとは”owe B to A”で,「AにBをもらっている」。「自分の生活(に必要な物資: their subsistence)を,他者の施し(charity of others)でまかなっている」と。
続いてB。by industryが,industryが多義語だから厄介ね。ここは “industrious: 勤勉な”,あたりからの連想で,industryを勤勉,と捉えましょう。文脈的に「産業」ではおかしいですね。
勤勉さでもって何をするかというと,to acquire some property of their own。つまり,their own property(自分の財産)を,some,つまりある程度の量,acquire ≒ getする,と。真面目に働いてお金を稼ぐ,的な意味だと思います。

はー長かった。この辺りで,では一回第一文を読んでみましょう。セミコロン;の前までね。最初のAsは理由ですかね。たくさんいるから,だから,とセミコロンの後のsoにつながっていく。

ではso there are many more who may be called mere beggars with regard to opinionsですね。
many more は one more thing, two more things, many more thingsと考えるとわかりやすいでしょう。1つ多い,2つ多い,たくさん多い,と。つまり前段で述べた,人から施しをもらって生活する人の数と,これから説明する「知的乞食」の数を比べると,後者のがはるかに多いよ,ということですね。
many more “people”くらいの単語を頭の中で補ってあげて,それがどんな人かというと,mere beggarsと呼ばれうる存在なんですね。mere beggars。完全なる乞食。まったくもって乞食。ただの乞食。
with regard to Aは,「Aに関して」。重要な熟語ですねー。で,Aはopinions,すなわち考えとか,思想,思考。
複雑に入り組んでいましたが,前段は物理的な乞食,後半は精神的な乞食,で,後者のが多い,という文章でした。チャンチャン。



…ってこれもね。あたかも初読からスラスラ解釈していったかのように書いたけど,当然そんなわけはなくて,ここまでスッキリわかったように見せられるのも,前後の文章を自分で確認したからなわけですよ。(後述)
それを見せないでおいてこの切れ端を示して,「これが読めますか?うちに来れば読めるようになりますよ?」って方法は,やっぱりunfairに映る。

それで,以下【愚痴】*3
初読では,普通に「乞食dis」みたいな文章かと思って気分が悪かった。ノブリス・オブリージュなんて言うつもりはないけど,特にこの塾が対象にしているような学校の生徒に,社会的弱者に対する偏見を助長させる文を読ませてどうするの?と。

それは個人的な考えにすぎるとしても,この切り取り方はどうなの?? ”so”って言われても「なんで?」って感じなんですけど。

ググってみたらどうやら,トマス・リード(Thomas Reid)という哲学者の文章らしい。 "Essays on the powers of the human mind: An essay on quantity. An analysis of Aristotl's logic"だって。
Essays on the powers of the human mind: An essay on quantity. An analysis of ... - Thomas Reid - Google ブックス

原文には,最後のopinionsの前にtheirが入っている。こっちのが分かりやすいかな*4。直前直後の段落を引用してみる。

【この章のテーマ】
人の判断を誤らせるもの,としてidols tribes, idol spicus, idol for, idol theatreというのが挙げられている。これはフランシス・ベーコンの術語で,「実在の正しい把握を妨げ,無知と偏見の原因となる要因」なんだって。そのうちの一つ,idol tribesの説明の中で,

1. First, Men are prone to be led too much by authority in their opinions.

とある。 be prone to do: doする傾向がある,ってんで,「自身の考えに関しては,権威(authority)に導かれてしまいがちである。」「自分の考えを形作る際に,権威を盲信しすぎることがしばしばある。」的な感じか。
これは必要でしょ!今回の部分を読解するにあたって,上に挙げたテーマに触れずにしれっとあの部分だけ読ませるのは意味がわからなくなっちゃうよ!*5

【直前】

The love of truth is natural to man, and strong in every well-disposed mind. But it may be overborne by party-zeal, by vanity, by the desire of victory, or even by laziness. When it is superior to these, it is a manly virtue, and requires the exercise of industry, fortitude, self-denial, candour, and openness to conviction.

【直前:解釈】
真実を愛するのは人にとって自然なことであり,全てのよき精神の中に強く根付いている。しかし,この真実への愛は,華やかさを好む心*6や,うぬぼれ,虚栄心,時には怠惰心によってくじけてしまうことがある。これらに打ち勝って初めて,真実への愛は人の*7美徳となるのだ。真実の愛には,勤勉・忍耐・禁欲・率直さ・信念に対する寛容を駆使することが必要である。


【直後(引用部と同じ段落の続き)】

Through laziness and indifference about truth, they leave to others the drudgery of digging for this commodity: they can have enough at second hand to serve their occasions. Their concern is not to know what is true, but what is said and thought on such subjects; and their understanding, like their clothes, is cut according to the fashion.

【直後:解釈】
そういう人々(上で解釈した「精神的な乞食」ですね)は,怠惰であったり真実に対して無関心であったりするせいで,(真実という)この価値あるものを探し求める骨折り仕事を他人に任せてしまう。自分たちは「お下がり」で十分だというのだ*8。彼らにとって重要なのは,何が真実か,ではなく,何がそのトピックについて言われているか・考えられているか,ということなのだ。そして彼らの知識というのは,彼らのファッション(their clothes)と同じように,流行に(the fashion)に乗っかって切り貼りされるのだ。

ということで,この文章は,「知的怠惰」とでも呼ぶべき姿勢*9を厳しく戒める文章,ということができそう。

チラシに載っていた部分は,前半部は「喩え」なわけで,それならそれが分かるような文脈を示してあげないと,普通に「乞食dis+『opinionsについても乞食と呼ばれうる人がいるぞ』という謎の主張」で終わっていまいちピンと来ない。


【さらなる愚痴】
とまあこうやって解釈してきましたが,まあ楽だよね。ムズカシイ英文を,文脈から切り離して読ませて,教員側は前後の文脈も踏まえてしっかり予習をして,「これ知ってます?知らない?あらあ残念。こういう意味なんですよ」ってのは。俺は個人的に「知識でぶん殴る」系の授業って呼んでるけど,まあ楽。ちょっと調べれば,こっちの貯金もあるし,なんとかなる。
ただ改めて思ったのは,知識でぶん殴って生徒煽って「ヤバいこの英文分からない俺は勉強が足りないのかも」って思わせる手法,本当に好きじゃないんだよなあ。


書きぶりからして分かる通り,なんだかイライラしている一番の原因は,じゃあかくいう自分は,そういう授業に対する有効な対案をしっかり示せているのか?っていうところ。本当に情けなく,恥ずかしい話だ。
あと生徒の中にも,「知識でぶん殴られる」ことを望んでいる生徒がいるというか,勉強ってなそんなもんだよねと思ってる人もいるみたいだけど,こと英語に関しては絶対にそうじゃないと俺自身が信じているから*10,なんだかひどくもどかしいなあと思う今日この頃なのであります。急速にクールダウンして,さあこの辺でやめておこう。採点さいてん祭典!

*1:どれくらい宿題出すのか知らないけど,英検1級レベルの単語も分かるようになる,と考えたら,けっこうなもんだろう,という推測。

*2:この辺はいずれ,「生徒のしつけの問題」と変わっていくかもしれないけれどw

*3:だいぶ前から愚痴は始まってた気がするけどw

*4:とはいえこれは俺がチラシから写し間違えている可能性もある

*5:もちろん,実際の授業ではその辺カバーしてるんだろうし,今回はチラシの紙幅の都合で削除されてる,とも考えられるけど,それにしても!(ブツブツ

*6:party-zealは自信ないな。。

*7:manlyは基本的には「男らしい」ってことみたいだけど,別に男に結びつける必要はないような。

*8:occasionsが訳しづらいのでごまかすw

*9:反知性主義?なんて言葉も浮かんだけど,よく知らないから深入りはしないw

*10:もっと言えば言語一般そうだろう,と思う。だから古文とか漢文に「古作文」「漢作文」がないのは本当に謎なんだけど,これまた別の話すぎるなww

最近のお買い物・Evidence Based...・リスニング

昨日授業後のプリント配布を手伝ってもらった生徒に「最近ブログ書いてないですよね」と言われたので,書く。タスクは早めに(ハードル低いうちに)撃っとく主義。だから個別には記事にできなそうな小ネタを3つ盛り合わせてお茶を濁す。

最近買ってよかったもの

手のひらサイズで,音量もよし。何より安い。2,000円て。bluetooth時よりは音量小さいけど,有線でも使える。だからCDデッキ持ってくより,ポータブルCDプレイヤーとこれを持ってく方が軽くていいのでは。

Evidence Based…??

覚え書き:「エビデンス・ベースド」な教育政策の意義と問題点 | あすこまっ!を読んだ。ここに紹介されているこの本は,大学院時代にちょっと読んだことがある。EBE(Evidence Based Education)ってなんなんだろうね。

教育研究とエビデンス −国際的動向と日本の現状と課題

教育研究とエビデンス −国際的動向と日本の現状と課題

…自分でブログも書いていた(忘れていた)。
thunder0512.hatenablog.com


アメリカでEBEの考えが浸透しているのは,「学校の役割は学力向上」という考えが(日本に比べればはるかに)浸透しているからってのもあるらしい。NCLB(No Child Left Behind: 落ちこぼれゼロ)法の内容を読んでも学力の話が中心。あとアメリカの場合は校長の権限が強い,とも聞いた。ガガガガッとトップダウンで学校改革できる風土がある,と。日本の場合は,まあ現場の「抵抗勢力」が強そうね。笑

あとこの件に関して思うのが,AをするよりBをする方が効果的!ってエビデンスがあったとして(例えば単語は書いて覚えるより音読して覚えた方が効果的!とか),それは決して「全ての生徒に対して」AよりBがいいわけではない。もちろん常にAを使うよりはBのがいい,と思いつつ,理想的には「Aが合う子にはAを,Bが合う子にはBを」なのは間違いない*1。だから「AよりB」みたいなのを「原則」として頭に入れておくのはとても重要だと思う一方で,「Aやってるのかよワロスww」みたいな,エビデンスで実践をしばく方向に行っちゃいけないよな,とも思う。
全ての生徒に画一的に,よいとされているBを押し付ける先生と,
生徒を見ながら色々な方法,それこそAでもBでもないCやらDやらαやら,をくり出せる先生と,どっちがいいのか,一概には言えないでしょう?と。

究極の問いとしては,「効果的なエビデンスを全て詰め込んだ自動課題生成ロボットと比べて,あなたは何が優れているの??」って話なんだよな。
「これからの教員はファシリテーター」っていう言い方も,共感するところもあるけど,完全には乗り切れていない。


常に思うのが,あなたが教室で何をするかはあなたに任されているんだから,色々言われてへえへえ言いながら,好きなことをやればいいんじゃないの,って話。
英語の授業は英語でやれとか,こういうエビデンスがありますよとか,そういう外部の諸々は一旦あなたの頭の中に入れといて。それらに当然影響は受けるだろうけど,それに引きづられてしまってはつまらない。


さて今の問いをひっくり返して,他でもないこの「わたし」が「彼ら」の前に立つことの意味は,はたしてあるんすかね。考える間もなく1年が過ぎてしまったことよ。

リスニング

(恥ずかしながら)久々にpodcastを聞いた。色々入れてはいるんだけど,なかなか聞いてなかった。
"ways to promote pease process"みたいな文章が読まれた時,アナウンサーのwaysの/z/の音が弱くて,"waste promote"に聞こえたわけです。しかし当然ながらそんなこと言うはずないので,頭のなかで"ways to promote"に切り替える。
多分これは自分の英語力がある程度高いから,こういう変換が即座にできるんだろうなあ。
しかし同時に,音を聞いてしまっているという点でまだまだ英語力は低いんだろう,とも思う。たとえば別のpodcastを聞いていて,"from my mother"みたいに,語末の子音と次の語の語頭の子音が重なってる時,前者は読まれない,みたいな話を聞いて,そういえばよく聞いたら言ってないな,と。つまり音を聞くのは半分で,残りはもう自動的に「はいはい"from my mother"でしょ」と処理できてたってことなんだよな。ここで「"fro my mother"?ああ,fromか。」みたいな処理にはならない。
「よく聞けば分かる」ってのも当然大事だけど,生徒には,こういう「聞くまでもなく分かる」みたいなところも大事にして欲しいな,と。

よっし書き上がった。と思ったら,他の全ての仕事をなげうってしまっていた。南無三。

*1:もっと細かく言えばAとBを3:7で,とか,寝る前はA,とか無限に細かくなりそう。

生徒からの挑戦状?~英作文

前の授業も英語だったらしく,他の先生の書いた英作文のお題が残っていた。
書け書けと言われたもんだから,生徒に単語テストをさせている間,英訳してみた。

【お題】
人々の中には,実際に話したり,電話したりするのはもはや古臭いと思ってしまう人もいるほどの新しい技術を,我々は今や手にしているのだ。

…日本語がいまいちよくわからない。や,黒板に書かれていた日本語はもうちょっと意味わかった気もするけど,俺は自分が書いた英語しか覚えていなくて,それを基にお題の日本語を復元したから,ますますわけわからない。笑

【英訳(2分半)】
We now have such a new technology that makes some people believe that talking in person or on the phone is just something obsolete.

obsoleteだけ一応つづり調べさせていただいたのは秘密。なるべくミスなく・わかりやすく書こう,という意識だったと思う。

  • technologyが単数か複数かは,文脈みないと分からない,けど,複数かなー
  • 現在形で書いてもいいけど,現在完了形のがよかった気がする
  • それを言ったらacquireのがフォーマルで合ってる気もする
  • make people believeってなんかぎこちなくないか?
  • 実際に話したり電話したり,をtalkingを共通にして後半部だけで訳し分けたのは我ながらスマートかと!(ただし「実際に話」すのが何を指すかはやや不明)

【英訳(再考)】
We've acquired such new technologies that make it look obsolete to some of us to talk in person or on the phone.

うん,なかなか短くできたし,いいんじゃないでしょうか。ただここではto doじゃなくて-ingで「~すること」を表したかったところ。

ちらっと考えただけでも,やりようは他にも色々あるよね。
We've developed our technology greatly, and consequently some of us belive that talking in person or on the phone has already become out of date.とか,
Our technology is so great that some of us think that(以下同文).とか,
Because of the technology we have developed, we think talking in person or on the phone isn't cool.

世界地図覚えました

と,いうことで最近のお勉強の進捗。
世界地図をね,覚えようと思いまして。
というかまだ覚えてないの??って感じなんだけど*1
恥ずかしながら,ニュースみててもそれがどの辺りの話かってのがいまいち分からなかったり。汗

で,Anki。暗記といったら,Anki。
詳しくは,Ankiについてこれでもかと詳しい解説を載せている,the right stuffを参照してくださいって感じなんだけど,iPhone版3,000円以外はPC/Mac/Android全て無料*2の暗記ソフトで,単語帳(自作も可。ネットからほかの人が作って公開しているのを落としてもよし)をチェックして,答えがわかるかどうかに応じて4段階でマークをして,そのマークに応じて再出題されるまでの時間が決定されるという仕様。なので自分がちょうど忘れかけたタイミングでチェックされるので,非常に脳にいい感じ*3。さらにAnkiwebを使えば,各デバイス間で同期できるし,なんならwebページでも学習できる。

あわせて便利なのが*4,メジャーな内容なら基本的にデッキと呼ばれる単語帳を世界の誰かが作って公開してくれているので,非常に楽ちん。
ということで,World MapとかでDeckを探して,学習開始。それから一ヶ月くらい経って,まあ大体覚えたかなって感じなので,進捗をメモしておきます。進捗が画像で出力できるのもいいですね〜。

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最初はきつかった。そもそもAnkiは,これを使って覚えるというより,確認テストを自分に課していくようなアプリなので,全然覚えていない国がバンバン出てきて,何周しても覚えられない!という状況で,ひたすら時間がかかった。50個覚えるまで出題され続ける設定だったけど,最初は新規暗記数を減らすほうがいいかもしれない。
だんだん慣れていくにしたがって,一ヶ月たった今ではだいたい20前後の確認で済んでいる。だから「あれなんだっけーわかんねー。いいや,見ちゃお」と時間をかけてやっても,数分で済む。
俺が今使っている単語帳では,地図上で国が色分けされて首都とともに示されて,国名がわかるかどうかってのをチェックしてくんだけど,案外この色で覚えちゃう場合が多い。水色ってことは,,Togoかな,とか。笑
だから正直,白地図だけを示されて当てられるかは全然自信がない。
と,同時にそれはこの単語帳を使う時の限界として引き取っておいて,あとはニュースを見聞きする中で個別の国に対する情報を増やして,色付きの単語帳以外からも覚えるようにすれば,きっと自然に各国に対する知識がもっとついていくんじゃないかなーと想像(期待)している。

それはそうと,現在暗記アプリ開発者と組んで学校向けアプリの開発をしていこうかと計画中。他の学校の先生でも,たとえば1人1台タブレット,なんて実現している学校の先生にとってはかなり面白い話だと思いますので,お声掛け頂ければと思います。

*1:きっと大学受験生の頃は覚えたはずだから,正確には「もう覚えてないの??」か。まあ,どちらにしても。笑

*2:僕はiPhoneユーザーなのでしっかり3,000円払いました。一番使っているアプリなので,買って損はなかったと思います。

*3:うさんくさい文言だ!笑

*4:最初は「さらに便利なのが」と書いていた。それだと上乗せする感じで,「あわせて」なら並べる感じね。なんか考え方が英作文的な気はするけど。笑

英語の組み立て方と学び方―感想

前回記事に書いた講演の感想が到着したのでアップいたします*1
我ながら,アップしてまだ5日だけど4,600回以上閲覧ってのはすごいなーと思います。

  • 素晴らしいご講演ありがとうございました。興味深い内容だったのですが,鏡の法則(?)は、今までやっていて気づかなかったな…と思いました。また、"an apple"で出てきたスラスラ感は、いま自分はその移行中のようです。「話す」「読む」「書く」をバランス良くするのは大切なのだな…と思いました。僕は英語がでいないのですが、英語にふたをするのではなく、基本からやっていこうと思います。本日はありがとうございました。(中学生・男子)
  • 英語を学ぶ上で大切な柱(基本)がとても良く整理されてポイントや実践方法のヒントなどが本当に分かりやすく面白かったです。中2の息子(英語が苦手・嫌い)が,今日の講演をきき少しでも英語を勉強してみようかなと思ってくれ,もし勉強を始めてくれたなら,今日うかがった勉強法(より効率良く行う)までいずれは行うようになり,楽しんで英語に生涯親しんでくれるといいなと思います。大変いい刺激になりました(きっと子どもにも)。ありがとうございました!
  • とても解りやすかったです。流石,●●出身!説明を聞きながら寝ないとは思いませんでした。本当に楽しく学べました*2。(保護者)
  • 「箱」や「鏡」などを使って言葉をあてはめていくという考え方は,なんとなくできそうだという気がしました。子どもも取り組みやすいのではと思いました。最初に数学の符号の話で,子どもが答えに困っている時に「この問題は勘違いをしやすいんだけど」と言ってフォローしている姿を見て,学校の授業でも子どものことを見ながら話をしているのではと感じました。お話もたいへん聞きやすくあっという間でした。ありがとうございました。(保護者)
  • わかりやすく「なるほど!」や「そういうことか!」などのことが多々あり,すごく勉強になりました。それに,途中の話がすごく面白く,あきずに聞けました。(中学生・男子)
  • 現在中2の英語を担当しているのですが,単語・音読・語順については教え方に悩んでいます。本日の講演をきいて,何度思い出そうとするか,音読しながら情景が頭に浮かぶか,英文と日本文は鏡,など,多くの指導のヒントとなるものを学ぶことができました。授業に活かせるよう,オススメの本も手にしてみたいと思います。(教師)
  • 本当に全てが目からウロコでした。私自身,先生のお話を若いころに聞いていれば,好きになっていたと思いました。子どもたちに,英語の楽しさを伝えます。英語が楽しいものに感じました。
  • 意味順で箱の概念に驚きました。文法の日本語表現(受動態・仮定など)と英文との間に隔たりがあり,高校時代にイメージが全く湧かなかったので,開眼した思いです。20年前に教えてほしかった,という思いです。子どもたちの学習に本日教えて頂いたことを役立たせたいと思います。
  • 「鏡うつし」は驚きました。家に帰り子どもたちに伝えます。文←→名詞化は,楽しく英語が学べると思いました。
  • 中1の後半になってくると、塾の問題の英文が長くなり、点数も下がってきたのですが、今日のご講演を聞いて,勇気が出ました!アプリや本もとても使ってみたいと思いました。「スラスラ感」が私はとても印象に残りました。いつも和訳に時間がかかっていたのですが、英語を聞いて情景を思い浮かべることを意識したいと思いました。
  • デビュー講演と聞いて,ビックリしました!!すごくわかりやすくて,今の学習の仕方を見直すことができました。単語を勉強するときは,今日聞いたことを思い出して,しっかり,確実に覚えていきたいと思います。本も買える機会があったら買いたいなと思います。今日は本当にありがとうございました。
  • 単語学習の4つのしおりは,普段の色々な学習に応用できると感じました。前半の理論的なお話はやや高度でしたが,後半の具体的な話は非常に面白かったです。
  • 英語の基本が分かりました。当たり前だと思っていたことが、実は大事なことなのだということに気づかされました。特に意味順や英語の語順が分かれば、より英語が分かり、好きになるのではないかと思いました。(先生)
  • 述部は鏡写しという点は、子どもに説明するのにいい表現だと思いました。私も今度、高校生になる息子がおり、また私自身も海外の高校に行き、現在、小学校児童英語講師の資格を持っているので、今後息子にも自分自身のためにも生かしたいと思っています。(保護者)
  • 中1生の母です。学習の心構えでの「スラスラ感」・音読のところがとても参考になりました。学校の先生のねらいがここにあったのか…と。ねらいを理解して今後取り組んでほしいと思いました。先生の声,大変聞きとりやすく(英語の声も)話に引き込まれました。(保護者)
  • たいへんためになりました。娘の英語の勉強の仕方に少し迷いがではじめていたので,きっと明日から今までとは違う英語の学習法を見つけていけるのではないかと思います。先生のお話はきれがあり,とってもやる気と元気をいただきました。いつか第2弾をぜひよろしくお願いします。(保護者)
  • 英語をどうやって勉強していったらいいのか考えてしまっていたので,すごくわかりやすくて目からウロコでした。具体的でしたし,書名も教えて頂き参考になりました。
  • 「鏡写し」や「後置修飾」「4種類のしおり」のことは”なるほどー”と思いました。NHKの「エイエイGO!」はぜひ今度みてみたいと思います。ポニョの絵の説明はわかりやすくて良かったです!「画期」の単語の説明も良かったです*3!息子が高1で受験は終わったのですが,高校の英語の勉強の仕方がわからないようなので,参考になったのでとても良かったです。ありがとうございました。今度ぜひ高校生向けの講演をお願いいたします*4

結論:一期一会の機会ならなんとかなるっぽい。いうてけっこう準備したしなあ。これを日々の授業でやるには,もっともっと経験が必要で,余裕が必要で,やっぱり学校の先生は大変だなあと思いました。

なんかむこう一週間くらいは大変そう。乗り切れ,乗り切れーっ!*5

*1:昔から,こういう講演の感想をアップしているブログをちょこちょこ読んで,なんで感想アップするんだろうって不思議だったりしたんだけど,自分がいざあげる身になって思うのは,ただ嬉しかったからの一言なんじゃないか。違う別の意図であげてる人がいたら申し訳ないですけど。笑

*2:生徒に聞かせてやりたいコメントNo.1すぎワロタww←笑っている場合ではない

*3:「画期」の意味は分からなくても,「画期的」のがよく使うことはわかる。「画期的」が説明できなくても「画期的な」につくのは「アイデア」とか「事件」ってのはわかる。言葉ってそういうもんじゃない?なのに英単語になると急に何とくっつくかすら分からないまま先に進んじゃうのってヘンじゃない?という話をした。

*4:これ,ホント今の自分には必要だなって思う。

*5:なお乗り切るとほぼ一年が終わる模様。

英語の組み立て方と学び方―高校英語へのステップアップ,その先へ

と,いうことで,昨日は講演をしてきました。
前日とある場所で飲んでいて,そんな飲んでないはずなのに寝落ちして4時に飛び起きる*1など,準備はバタバタでしたが,30名以上の方にお越しいただき,感想を読む限りなかなか好評だったようで,有り難い限りです。
講演資料から,プライバシいところを抜いたものをアップロードしておきます。何か問題等ございましたらご連絡下さい。

ざっくり内容を言うと(と言いつつ面倒だから最終スライドからコピペ),

  • 前半のまとめ(~23枚目)
    • 「スラスラ感」のために,(理解した英文の)音読をくり返す
    • 単語は,「忘れる前に思い出す」→仕組みづくりが大事
    • 「毎日継続できるか」が最重要
  • 後半のまとめ(~43枚目 残りは参考資料)
    • 英語と日本語,鏡写し!*2
    • 「箱」単位で考える
    • 動詞は「後ろにどんな箱が・いくつ来るか」--その他は「どんな言葉と一緒に『箱』を作るか」を把握
  • 並行して,興味を持って取り組める,「大量のインプットと,適量のアウトプット」ができる教材を探そう

他にも反応がよかったと思うのは,

  1. 6枚目。英語の教科書,英文少ないよ!という話。大量のインプットと,適量のアウトプット
  2. 19-20枚目。忘れる前に・いいタイミングで思い出す。4枚のしおりを使った暗記法
  3. 22枚目。基本語は使われ方も覚えよう,という話。「画期」の意味が分からなくても,「画期的」なら聞いたことある。「画期的」と聞けば「アイデア」「事件」などの連語が出てくることが大事。
  4. 27枚目。アブクド読み
  5. 28,30枚目。日本語と英語は鏡写し

辺りかなあ。

ちょっと嬉しかったのは,数学教員だったおじいちゃんの話を出した時のこと。これはここにあげたスライドからは割愛しているけど,7枚目のmajor mistakes & minor mistakesの話。
うちのおじいちゃんは数学教員で,昔よく算数を習っていたんだけど,そこで言われたのが,「-100と答えるところを計算ミスして-98になってもズレは2だけど,うっかり符号を間違えて100と書いたらズレは200だ。だから符号は絶対忘れちゃいけない」ということ。
これを講演中にズレはいくつ?と前に座った中1に聞いたら,一人目は2と答えたんだけど,二人目は100,と答えたんですね。
そうかマイナスの計算ってやってないか,と焦りながら,「そう100って考えちゃいがちだけど,実際は-100から0までの100と,0から100までの100を合わせて200もずれちゃうんだよね」などとごまかした。
そしたら感想に「-100と100の差を100と答えた子に対して優しくフォローしながら話を進める姿に,生徒の姿を見ながら授業を進めているんだろうな,と思いました」とか書いていただいたんですね!
実際「生徒の姿を見ながら授業をする」って,自分が一番できていないところだよなと思っていたので,こういうお言葉は嬉しかったなあ。
これが自分の英語の授業でいうとどういうことなのかは,いまいちよく分からないけど。笑

あともう1つあった嬉しいこと。終わった後感想に,「エイエイGO!の 高山芳樹先生に発音似てる」って言われたんだ。へっへっへー!

最後に,一応参考文献にあげたもろもろをこっちに転記しておこう。いずれここに自分の本を並べられる日を夢見て!
●学習法・心構え
「第2言語習得論から見た英語学習法」(白畑知彦,2012講演@静岡大学)
「君の英語号は空に舞い上がれるか」
「子供をゲーム嫌いにさせる方法」にネットで論争が起きてる - NAVER まとめ

●発音
発音と発音記号1

英語の読み方

●単語:基本語
・GSL
GSL英単語検定: 英語でのコミュニケーションの8割以上をまかなう最頻出単語を使えるか試す
A New General Service List (1.01)
VOA - 1つ目の単語帳に書かれた1,500語をマスターすると,2つ目のニュースが全て分かる
VOA Special English Word Book
Voice of America - Learn American English with VOA Learning English
・SVL
レベル別語彙リストSVL12000|英単語・英文法|アルク

究極の英単語 SVL Vol.1 初級の3000語

究極の英単語 SVL Vol.1 初級の3000語

究極の英単語SVL〈Vol.2〉中級の3000語

究極の英単語SVL〈Vol.2〉中級の3000語

究極の英単語 Standard Vocabulary List [上級の3000語] Vol.3

究極の英単語 Standard Vocabulary List [上級の3000語] Vol.3

究極の英単語 SVL Vol.4 超上級の3000語 (究極シリーズ)

究極の英単語 SVL Vol.4 超上級の3000語 (究極シリーズ)

●文法:意味順

意味順英語学習法

意味順英語学習法

「意味順」ですっきりわかる高校基礎英語 (シグマベスト)

「意味順」ですっきりわかる高校基礎英語 (シグマベスト)

「意味順」で学ぶ英会話

「意味順」で学ぶ英会話

●その他
NHKゴガク エイエイGO!

一度こういうのやっておくと,自分の英語教育観が多少なり共有されやすくなるから,話がしやすくなるかもなーと想像している。
実際こういう「観」をどう実際の授業に落としこむかってところは,果てしなく遠いお話なんだと思うけど。笑

その後のすき焼きも美味しくいただいて,幸せな一日でした!

*1:ここで6時間睡眠で済むのが,我ながらエラいというか小物というか。。笑

*2:これは一番反響が大きかった。田地野先生,ありがとうございます!笑

手品習い始めました

久々の日記。最近,月火水と朝早く学校に行っています。
月火は1限があるので当然です。早く行って準備したい&遅く行くと電車が混むっていう*1
水曜は,5,6限だけです。それでも僕が7時半に登校する理由とは!?!?


…ということで,水曜朝,手品習ってます。


今教えている生徒の中に,うちの学校のマジッククラブの部長さんがいて,他2人の先生と一緒に彼に入門しています。昨日2回目の授業が終わったところです。
こちらのトランプを買って,日々練習しています。そして,週に1回,彼の独自カリキュラムに沿った授業を受けています。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00GD2ATKU

彼の手品自体がうまいってのももちろんあるんだけど,その教育手腕も素晴らしい。
一番スゴいなと思ったのは,初回の授業内容。
非常にシンプルな,それでいて手品というものの本質*2が伝わるような手品を一つ紹介してくれて,その後プリントで補足。そこには,プロのマジシャンが手品について語った引用が載っていて,ワクワクする。
手品を習い始める前,自分の中の手品に対するイメージは,「手先が器用な人が何やら超絶技巧を駆使してカードを隠したり出したりしている」ってものだった。おそらくそれも間違ってはいないんだけど*3,多分そう正しくもないんだなってことが,最初の授業で分かった。もちろん,こっちがド素人だから初めからテクいことやっても仕方ないって配慮だったのかもしれないけど,それにしても,

  1. 事前の準備が大切
  2. タネが分かったところでうまくできるわけではない(やってみて初めて「案外手順分かってない!」と気づける)
  3. 消失だとか交換だとか,様々な「現象」があって,それらを組み合わせて1つのネタを作っていく(そしてどうやらその「現象」を可能にするための様々なテクニックがあるらしい)

ということをなんとなーくでも実感させるってのはスゴい*4

自分の専門である英語の授業についても,色々と学ぶところがあった*5。まずもって,「すげーこういうトリックできるようになりたい!どんな現象,どんなテクニックがあるんだ?」ってのと「すげーこういう文章作れるようになりたい!どんな文法,どんな単語が使われてるんだ?」っての,似てるよね*6
以下,他にもすごく似てるなーと思ったところを列挙*7

  • 人前でやるのは緊張する。相手が圧倒的にうまい人ならなおさら。
    • この一週間,自分で手品練習して,昨日の授業で彼と他のマジックうまい先生に見てもらったんだけど,どえらく緊張した。え,こんな心臓鳴るの?ってくらい。イメージ的には,ワンパンマンのキング的な。笑 一応自分なりには出来たからとてもよかったので,後日色々アドバイスもらうのが楽しみ。ひるがえって,英語の授業中,自分の前に来させて1対1で発音・発話チェックなんてごくまれにやることがあるけど,それはそれは緊張する(人もいる)のかもしれない。
  • 準備の大切さ
    • 自分の場合は,1週間自分で調べて練習してきたってのがあったからまだ人前で見せようって気になったけど,その場で習ってはいどうぞって上手い人の前でやらされるのは,なかなかきついよね。一点目と合わせて,やっぱり準備の時間をある程度取ってやるってのは大切な気がする。あとは,生徒同士ペアで見せ合うってのは,緊張の度合いが低くてよい。双方モチベーションがある場合は,かなり有効なんだろう。
  • ちょっと知り始めると,得られるものが大きくなる。
    • 自分でちらっと練習して,鏡の前で練習して,なんかうまくいかないなーとなってから同じ動画をもう一回観ると,得られるものが違う。「そうかこの向きでカードをめくるのか」「このタイミングでこういう風に言うのはそういうことか」とかとか。授業中一応,自分なりの英語使用のコツなんかを話しているつもりだけど,ある程度以上勉強してないと「なるほどなー」とはならないんだろうな*8
  • 全体像を見せることの大切さ
    • 手品を極めていく気はさらさらない(というか無理)だけど,そうかこういうジャンルがあるのか,こういうものが全体を構成しているのかって気づかせる(or just make the students believe they know it)の,初期の頃に大事かもしれない。「今どの辺か」ってのを知る,というか。
  • モチベーションに大きく依存する
    • と,ここまで楽しそうに書いてきたわけですが,これがもし「強制的に一日1時間授業,授業中に小テストあり。各学期末にはテストをして序列化。あまりにひどい場合は進学もできない」となった場合,はたしてこう楽しくやっていられるか,ってことですね(参考URL→【追記あり】「ゲームを義務化で子供がサッカー少年に!」という話で焦点となる教育の仕方 - Togetterまとめ)。自分がそもそも「手品かっこいい!」「できるようになりたい!」と思ってたからってのがあるよね。じゃなきゃ始めないし。自分の英語の授業における状況との絶望的な差に,しばし打ちひしがれる(一回休み)。とはいえ,現代ニッポンではそういう仕組みになっちゃってるしそれはわりかし悪いことじゃないと思ってるけどね。笑

ということで,3学期中にどこまでいけるか,楽しみですねー*9

*1:今週月曜は雪がすごかった。早く出たから全然大丈夫だったけど,大丈夫じゃない生徒が半分くらいいて,当然授業は大丈夫じゃなかった。笑

*2:#とは

*3:詳しい先生によると,コインマジックは特にそうらしい。

*4:んまー,こっちが学習者として一流ってこともきっとあるだろうけど(ドヤ

*5:こういう「余計なこと」を書かないとブログ書けないの,なんか病気だと思う。

*6:問題は「すげー」ってなる英語使用状況がなかなか作れないってことだよね。笑

*7:当然,手品についてしっかりわかっているわけではないので「それはちげーよww」ってのがあったら笑って流してくださいw

*8:それに,もっと知ってる生徒からしたら「何言ってやがる」って感じだけど,そこは俺が今後向上を続けてくってことで一つご勘弁願うしかない。

*9:何より,テーブルの上にトランプがある生活,ちょっとオサレな気がする。笑