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さんだーさんだ!(ブログ版)

旧「◯◯な英語教員に、おれはなる!!!!」 - 大学院を終え、2015年度より中高英語教員になりました。

積読消費

1月の記事で,一月に数冊消費していきたいといったきり,全然済んでなかった。ダメダメだ。
ということで,遅ればせながらこちらを読み終わった。

英文法の問題点―英語の感覚

英文法の問題点―英語の感覚

平易な英語で,英文法の諸々について分かりやすく書かれていて,よかった。

ついでに,このあたりも読み終わった。

ヤバい経済学 [増補改訂版]

ヤバい経済学 [増補改訂版]

これに関しては,Freakonomics - The hidden side of everything Freakonomics | The hidden side of everythingというpodcastを聞き始めた。面白いね。

こちらはあまりおもしろくなかった。ポイしてしまおう。


しかし読み終わって何が残るか,と考えるとなんとなく残念な気持ちになる。
教材をつくる時に読む分には,この文法事項をどう説明しよう,と問題意識を持って読めるんだけど,そうじゃない,いわば平時に読む読書からのアガリが薄すぎる。
ブログへのアップを前提に,メモでも取りながら読めばいいんだろうけど,そうすると読書そのものへのハードルが上がるし,そもそもアガリを期待して読む本しか周りにないのが貧しいような気はする。

とにもかくにも,読みたい本は山積みなわけです。
長崎玄弥先生の『奇跡の〜』シリーズがぼちぼち手に入り出しているから,これを次は読んでみよう。

奇跡の英文解釈 (ノン・ブック)

奇跡の英文解釈 (ノン・ブック)

たとえば上の熟語本から,熟語リストや例文をピックアップするのは,きっとメモを取りながら読むより楽だし,いずれ教材に活かせる気もする。
ただこれも,そうやってつくった教材のタネみたいなのがいくつかあって,きちんと活用できているかと言われると,ゴニョゴニョ。

ううん,なんとも最近ピリッとしないなあ。
「ふがいないや。いや。
つらいなあ。嫌。嫌。」
理由はなんとなくわかってはいるんだろうけど,いや,いや。

多分誕生日が近いせいだな。来週じゃん。

最近の生徒からの煽りを置いておこう。

ワンピース英語-日英同時ギャグ

コツコツ続けている,ワンピースの日英比較から。

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右下のタコのはっちゃんのセリフ。

"How dare he take me for a ride… No, wait. I was the one who actually gave him a ride!"
原文では,「まんまとのせられた…いや!!のせてやったんだがよ!」

この前のシーンで,はっちゃんは自分たちが追っている男と知らずにゾロを船に乗せて運んでいたことを指してのセリフ。
日本語の「のせられた(=騙された)」と「のせてやった(乗せてやった)」が対応しているこのセリフですが,
英語でも "take someone for a ride" で,「人をドライブに連れて行く」って意味だけでなく,「人をだます」という意味があるようですね。

そういう意味では,日英同時ギャグといえるのではないか。素晴らしい。

"I pine for you under the pine tree."以来だ。笑
どう訳すかは,こちらの脚注に*1。笑

*1:松の木陰で君を待つ

ヱビスビール記念館

行ってきました。
ヱビスビール記念館 | 工場見学とミュージアム | サッポロビール
いやはや,めっちゃよかったね。

ヱビスツアーっての頼むと,20分のヱビス歴史ツアーと,2杯ヱビスビールが飲める美味しい飲み方講座20分で,なんと500円!神か…。

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建物の入口からして素敵。

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入ってすぐのところも素敵。

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エリア入口。素敵。

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なんとなくワンピースの映画に出てきそう。(雑

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ヱビスビール,最初の一本。

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なんかこういうの好き。

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こういう縁側で飲んでるのも粋だよねえ。

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「夕食時の酒の味が無茶苦茶になるからと,間食を絶対しない徹底ぶり」内田百閒,かっこいい。

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戦時中は,ブランド名が消されて「麦酒(ばくしゅ)」という名前に統一されたらしい。まずそう。笑


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歴史ツアーも終わり,いよいよ「ブランドコミュニケーター」さんが注いでくれたうまいビールを…

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…飲めます!おつまみもちょびっと出ます。



そこで習った,三度注ぎ,についてメモしておこう。
①ビールをグラスの底に当てるように,勢い良く注ぐ。すこし高いところから。6-7割くらいまで注ぐ。
→泡だらけになるので,しばらく待つ。荒い泡が落ち着いたら②へ。
②慎重に9割くらいまで注ぐ。荒い泡が落ち着いたら③へ。
③泡3割麦酒7割に仕上げるため,そっと注ぐ。
→いいビールの場合,泡がグラスの縁に達した後もなお注ぐ泡がグラスの上へと伸びていく。素晴らしい!

エイジゲート | サッポロビールここにもありました。笑

また,ビールが良い・グラスが清潔・注ぐ人の腕が良い,という条件が揃えば,泡と液体の間に「フロスティミスト」という「泡予備軍」が現れるため,気の抜けたビールになりにくいんだって。へー!

歴史を見て回る時も色々質問できて,非常に充実したイベントだったなあ…!!

主語とかがないとかあるとか

アキレス腱は順調に快復していっています。装具をはめて「サイボーグ」「強そう」などと言われ,おそらく学校で一番背が高い状態になっておりますが,実際にはバランス悪いので弱いサイボーグであります。
ただ,装具を履いて歩くことがリハビリらしいので,そこはしっかり出歩いていきたいところ*1

ほんで高3の最初の模試がおしまい。
物語文は,前後から内容を推測しづらいから,ちょっと読みづらいのかなあ。生徒の中には,「去年から図書館のペンギン・ブックス読んでたから先生の問題はすらすら読めた」って人もいたから,慣れの問題なのかもしれない。

日英比較して,主語の有無が物語の読解に関わってるっぽいよね,という問題で締めたんだけど,それに関して最近思った小さいこと。



もう27歳になるわけですよ*2。胸を張ってアラサーと言える歳。
仲良くつるんで傷をなめあっていた後輩にも彼女ができる年頃。


そんなわけで別の地元の友だちと傷をなめあってるんだけど,そこで出た話。
こないだは地元の公園で飯食ってたんだけど,15時くらいになると幼稚園帰りらしいお母さんと子どもであふれる。


「かわいいね」
「そうだね」
「こっちではお母さんと子どもが遊んでて,あっちではおじいさんおばあさんがゲートボールしてるの,なんか面白いね」
「人生の縮図だね。桑田佳祐のPVとかに出てきそう」
「ああ,3箇所くらいで桑田さんが歌う感じね」
「そうそう。人生の縮図」
「縮図いいたいだけでしょ」
「うん。あたしいいこと言ったな,もっかい使おうって思った」
「てか大学の同期が2人目出産だって」
「マジ。あたしの友だちも2人目産まれたって。あたしまだ1人目にも会ってないのに」

さて。
問:以上の会話の最後のセリフ「あたしまだ1人目にも会ってないのに」を英訳しなさい。
いかがでしょうか。

俺はとっさに,こんな文を考えた。別に英訳したわけじゃないけど,状況として。

“I haven’t met my first kid yet.”

ずいぶん詩的な表現をするなあと思っていたら,

「1人目産まれた時から会おう会おう言ってるんだけど,行けてないんだよねー」

“I haven’t met HER first kid yet.”かー。

日本語は,主語も省略できるけど,所有格もか,と勉強になりました。

「なんだ,私は私の1人目にも巡り合ってないのに,って意味かと思った。オシャレだなーって」
「違うよ。相手すらいないのに」
「わはは」
「あははは」

のんびりしてから,ポルノの「曖昧なひとたち」を聴きながら病院へ。装具を修正してもらう。はやくちゃんとなるといいなー。

*1:ただし段差のないところをw

*2:5/12が誕生日でありますので,みなさまどうぞよろしくお願いいたします

『いじめの構造―なぜ人が怪物になるのか』(内藤朝雄)

いじめの構造―なぜ人が怪物になるのか (講談社現代新書)

いじめの構造―なぜ人が怪物になるのか (講談社現代新書)


読了。
胸くそ悪いなあと思いながら読むしかなかった1冊。
事例がエグい。そして,逃げ場のなさ。
筆者の主張は,逃げ場を作ろう,というところに尽きると思うんだけど,これ,学校の先生としては難しいところな気がしている。

「今ここ」の秩序・人間関係だけに拘泥してしまうがゆえにいじめが発生して深刻化してしまうんだろうけど,じゃあ「今ここ」以外の秩序を子どもたちが自由に選択できるようになってくると,おそらく「今ここ」への熱中度(?)は下がって,その熱によって下支えされていた学校行事が成り立たなくなり始めるのでは。
もちろん「学校行事の成立」と「人命の存続」とじゃあどちらが大事かは自明だけれど,多くの場合,そこまで「傷」が重大にならずに学校行事が行えているから,悩みどころなんだと思う。

考えがまとまらないし,まとめている時間もない*1から,とりあえずメモだけ置いておこう。きっといつか,もっとちゃんと考えるときが来るでしょう。

*1:こういうむつかしいことを考え始めるとすぐに眠くなってしまうのがいけないところだ…。

『「学び」を問いつづけて』『「学ぶ」ということの意味』(佐伯胖著)

「学び」を問いつづけて―授業改革の原点

「学び」を問いつづけて―授業改革の原点

「学ぶ」ということの意味 (子どもと教育)

「学ぶ」ということの意味 (子どもと教育)


読了。
最近学校外の教育プログラムに参加することがあって,はたして「学び」ってなんなんだろう,とぐるぐる迷ってしまっていたので,「とりあえず佐伯胖読んだら」というアドヴァイスに従って,読んでみました。

面白かった。が,それをじゃあ自分の実践に活かせるかと言われると,ううむ,ううむ。

とりあえず学校の図書館に入れてもらって,機を見て読み返そうかなと思います。笑

何かを「学ぶ」というのは,本来的にはその本人と「環境」との相互作用である,というのは,理念としては理解しているつもりだけど,それがじゃあどうしようか,というと。。

たとえばこんな指摘も,首肯しつつ,我が身を省みると罰悪く黙り込もうとする自分がいる。

 極端な言い方かもしれないが,「学校体育」がもっている(もしくは,そうなりがちの)制約として,(1)強制的参加,(2)学習者の「能力」評価(「やろうとしてももともとデキない」か「やればどんなことでもみごとにデキる」かの判定),(3)受講拒否の非正当化,(4)「上達責任」の本人への帰属,の以上四点こそ,「学校体育」をつらいもの,つまらないものにしている原因ではないだろうか。人々は成人してこれから「解放される」だけで,いきいきとしはじめ,自分からからだを動かしはじめ,いろいろなスポーツを楽しみはじめる。
 しかし,考えてみると,この四つの制約というのは,どんな学習においても「やる気をなくさせる」条件として働くものである。(『「学び」を問いつづけて』p.372)

ね。

p.335から紹介されている「学習者像」の3つ(粘土モデル*1・作物モデル*2・材料モデル*3)や,「知識」の3モデル(事例モデル*4・手順モデル*5・状況モデル*6)なんていう分類は,勉強にはなるなと思えど,それを目の前の状況に下ろすのはまだまだ,って感じ。この辺り,いろんな人たちと話し合ってみたいなあ。

*1:子どもを粘土のようにいかような形にでも変えうるとするモデル

*2:粘土をこねまわすような教育は本来的ではなく,教師は「こやし」に徹し,自ら成長していく子どもの自然さを妨げてはならないとするモデル

*3:知識技能を身につけさせるための学校制度が発展した後の,「巨大な印刷工場」で「ムリなくムダなくムラなく」「印刷」されるべき材料として子どもをみなすモデル

*4:ここでは「学ぶ」=「新しい事例をおぼえる」

*5:ここでは「学ぶ」=「やり方をおぼえる」

*6:「知識」=「『善さ』を『問いつづけている状態』」であり,「学ぶ」とは「問い直しつづけている状態」

アキレス腱断裂―テニス部顧問がバドミントンをするから―

アキレス腱,切っちゃいました。
顧問の数が少ないバドミントン部の合宿にヘルプに行って,テニスが専門*1なので,外様だったわけです。
しかしみてると色々な違いが見えてきて面白い。

バドミントンのがやりやすいなーと思った点は,

  • 1面に6人入って練習可能
  • シャトルが散らばらない(テニスだとボールがネットやら後ろやらにたまって危ない)
  • レベル差がある程度あっても練習が成立する
  • 1面の面積ももちろん小さいから,たくさんの面が取れる

これは競技特性だけど,他にも顧問の工夫等々で,かなりシステマティックに強くなる道筋がつくられているようにみえた。「定番」があると強いよね。

また,これもバド部顧問に言われて気づいたテニスとバドミントンの違いだけど,
基本的にバドミントンは届く・取れることが前提とされている。取れないのは君のフットワークが悪い,と。
たしかにコートが狭いもんなあ。「上手い人はコートのどこでも2歩で届く」なんて言われるけど,そのとおりかも。
そしてバドミントンは,まったくの初心者でもとりあえずラリーが続くことからも分かるとおり,「届く」ことの重要性が高い。「うまく打つ」はその後,という感じ。
テニスは逆に,打点に入れてもうまく打てないことがある。「うまく打つ」がまず先にあって,「届く」はその後,って感じなのかな。

ということでバドミントン部はフットワークの練習にかなり時間を使っている。前半2時間くらいアップ+フットワークだった気がする。バド部顧問に自分のフットワーク練を撮っていただいたところ,ううむ,これはテニスの動きだ。足をこまめに動かしすぎている。
そして上手い人を眺めていると,だんだんわかってくるわけですね。そうか,左足をここに置けばあとは右足踏み込むだけでネット際の取れるな,とか。

それで面白くなってるうちにねー。やっちまいましたね,アキレス腱。
はじめは後ろからボールをアキレス腱に当てられたかと思ってふり返ったんだけど,周りの生徒が不思議そうな顔*2。そりゃそうだよね,ボールなんて使ってないものね。この時点でああやっちまった感に襲われる。

その後は近くの病院→遠くの病院→固定→宿舎で寝る→車で東京搬送*3→即日入院→翌日手術→翌日退院,と怒涛。ここまでの処置は最短で来てる感じあるから,早く治したいなー。
にしても人生初手術ややっぱり怖かった。下半身だけ麻酔打つんだけど,虫歯の麻酔のあの感じが下半身全体に広がるのは気持ち悪かった。笑 前後にはいろんなところに「つながり」を求めて,家族にも友だちにも支えられて,本当に有難い限り。持つべきものはって感じ。

合宿からの強制送還直前,生徒に「足引っ張ってごめんなさい」と謝りつつ,「うまい人を見ながら,『こうやればもっと自分もうまくなれるかも』と新しい動きに挑戦したら,体がついていっていませんでした。みなさんも合宿中新しいことにどんどん挑戦すると思いますが,くれぐれも怪我には気をつけてください」と,体の奥底から出る本心を述べて帰ってきました。はあ情けないなあ。

その後,諸々のお仕事を他の先生に押し付けてしまっているので,復帰次第しっかり借りを返していかないと。がんばろう,新学期。

*1:ってそんながっつりやってるわけではなく,多少嗜む顧問,程度の意味だけど。

*2:今考えると,切れる「音」を聞いたんだろうな彼は。。汗

*3:送ってくれた先生に大感謝…!!