さんだーさんだ!(ブログ版)

2015年度より中高英語教員になりました。2020年度開校の幼小中混在校で働いています。

ParentPod Pals(第6回)「働く親の葛藤共有&解決ワークショップ」開催のお知らせ

ParentPod Pals(第5回)「仕事ストレスが子どもとのコミュニケーションにもたらす悪影響〜その傾向と対策」開催のお知らせ(1/28(日)16-17時) - さんだーさんだ!(ブログ版)を先日開催しました。いや〜、いい感じでした!やはり普段のおしゃべりもいいけれど、こうして話題提供者がいるのも大事だな〜。

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第6回のテーマは、「働く親のモヤモヤ🌦をシェアして、解決への一歩を考え合おう!🌤」です。
前回好評につき、その論文を元にワークショップをつくってみました。ぜひご興味ある方参加していただき、モヤモヤを持ち寄って、お互いに解決への一歩を考え合えたらと思っています。
今後、オンラインでも地域でもやってみたいな〜と思うので、ぜひフィードバックもくださいね。
参加したい方は、お声かけくださいね。

夫婦でポッドキャスト「ふふふラジオ」始めたよ〜!


夫婦とか子育てとか地域の話をしています。内輪な話ではあるけど、夫婦の会話って実はあんまり他所に出ないから、興味本位で覗いてくれる人、いたらいいな。
ただまあ、こういうの赤の他人には広まらないよねえ。知り合いがこっそり聴いてくれる、みたいな事はある、のか!?笑
「いろいろあるけど、結婚や子育ても悪くないよね〜」とか、そんなマインドをじわじわ広められたらと思っています!
…とか言って、ぼくが妻とゆっくり話す時間を取りたかっただけだけど😆
最近オンラインでいろんな人との集まりを企画しているけれど、やはり一番大事な人とは一番話せるのがいい。楽しくやっていけますように!

かけ算を増やして

前任校の教え子が、今年高校卒業。卒業文集に寄稿しませんか?ということで、書いてみた。

 みなさん、ご卒業おめでとうございます。あれからもう5年か…と、みなさんのまだあどけない顔を懐かしく思い返しています。高校から入学した人向けに自己紹介すると、私はこの学年の英語を中1の一年間だけ担当し、そのあとK先生にバトンタッチし(良い人にバトンを渡せてよかった!)、今は長野県の幼小中混在校で働いています。
 この学校での6年間ないし3年間、いかがでしたか。私も転職・結婚・出産・転居など、人生の大きな転機を経験しましたが、きっとみなさんの方がずっと、価値観を揺さぶられる激動の時間を過ごしたのではないでしょうか。今日は、大学に進学する頃の自分に伝えたいこと、というイメージで書いてみます。


1.かけ算を増やして
→最近、大学時代のサークルのOB・OG会に参加しました。テーマは「リスキリング」。大人も学び直しに必死です。金になるスキルを!というリスキリングも否定するつもりはないですが、AIに代替されやすそうだし、それよりは「自分の個性にかけ算する」イメージだと楽しみやすいと思います。変わったことをしてみて失敗しても、その失敗はあなたをさらに唯一無二にしてくれるはず。たくさん手を出してみてくださいね。その後に残るものが、あなたの軸になっているかも?
(ちなみにかけ算を増やしていくと、どんどんその人がどういう人か分かりにくくなってくると思います。みなさんは短期的には「この学校を卒業した人」と一面的に括られがちかもしれませんが、その後積み重ねた経験によって、どんどん複雑性が増していきます。ぜひ分かりづら〜いキャリア=轍を形成してください!)


2.「ホワイト社会」に気をつけて
→最近、岡田斗司夫さんの話をよく聞いています。文春対松本人志の争いに見られるように、面白かろうとなんだろうと、汚いことや悪いことをしたら厳しく罰せられるべき!という世の中です。そりゃそうだろうとも思うのですが、今後は「ホワイト社会」が到来し、汚いものや悪いものを徹底的に排除する流れが一般人にも及び、汚い本音や裏アカでのdisりなども、たとえば就活時なんかにチェックされて損してしまうのでは?なんて予測も。怖いですね。だからこそ、本音の付き合いができる同級生をぜひ大事にしてください!


3.「一般意志」を目指して
→最近、歴史を面白く学ぶポッドキャスト「COTEN RADIO」をよく聞いています。「民主主義の歴史」の中で、民主主義下の意志決定においては、個々人の意志の単なる総和である「全体意志」ではなく、共同体のすべての人が同意し、それを通じてすべての人の利益が実現するような「一般意志」を重視すべき、という話がありました。とても難しいことというか、実際には達成し得ない努力目標だとは思います。ですが、みなさんの中からはきっと大きな組織の意志決定に関わる人も出てくると思うので、より善い社会の実現に向けて、こだわり続けてほしいなと願っています。そのためには、たくさんの人に会って、たくさん話をすることだと思います。この学校の「エコーチェンバー」(あるのか?)に閉じこもりませんように!笑


 説教臭いな〜とも思いつつ、最近よく考えていることを述べさせてもらいました。成長したみなさんと、どこかでお会いするのを楽しみにしています。それでは、お元気で。
(最後になりましたが、お祝いの気持ちを示す場を与えてくれたK先生にも、この場を借りて御礼申し上げます!)

ParentPod Pals(第5回)「仕事ストレスが子どもとのコミュニケーションにもたらす悪影響〜その傾向と対策」開催のお知らせ(1/28(日)16-17時)

ParentPod Pals(第4回)「おうち英語って、どうなの?」開催のお知らせ(12/13(水)21-22時) - さんだーさんだ!(ブログ版)を先日開催しました。おうち英語についていろいろな実践や悩みを共有する時間でした😊

今月1/28(日)、第5回を開催することにしました。今回は、初のゲストトーク

第5回のテーマは、「仕事ストレスが子どもとのコミュニケーションにもたらす悪影響〜その傾向と対策」です。大学時代のサークルの先輩が、最近修士論文を書き上げたそうで、それについて話題提供していただいてから、参加者でおしゃべりしたいと思います。
ちらっとだけ内容をチラ見せしてもらいましたが、働く親御さんにはぜひ聴いて欲しい内容!ふるってご参加ください👍

『社会的処方』新春読書会に参加したよ

気になる本は、みんなで読もう|青木マーキーを見て、早速参加してきた。お正月三が日の朝7時からというのに、30人弱の人が参加。すごいなあ!

参考1:「社会的処方」とは?社会的孤立の解決策と方向性(web記事)によると、「社会的処方」とは「薬を処方することで、患者さんの問題を解決するのではなく『地域とのつながり』を処方することで、問題を解決するというもの。」「例えば、うつ病を抱えている患者さんを地域の趣味のサークル活動とつなぐなど、心身の不調を治療する際に薬で対処するのではなく、地域資源を通して生活環境を変えて困りごとを解決するのが『社会的処方』のアプローチ」
参考2:社会的処方 孤立という病を地域のつながりで治す方法|学芸出版社にはイラスト付きで紹介されています。

読書会に参加しての感想を書いておく。

  • 愛煙家の事例、面白かった。禁煙を勧める医療者には反発するが、愛煙家同士集まって登山したり、健康談義したり。その中で、自然と禁煙に取り組む人が出始めるという逆説。
  • 人が健康に過ごす5つの方法として挙げられていた、「Give」「Connect」「Keep learning」「Be active」「Take notice」(p.38)。特に最後のTake noticeは示唆的で、周囲の人に意識を払ったり、逆に自分にばかり矢印が向いていない状態(禁煙しろと迫られる愛煙家は逆に自分に矢印が向いている感じが居心地悪そう…)は、健康的と言えそうだ。
  • 「制度ではなく文化に」(p.76)ということ。カッチリと制度化した途端につかまえられなくなるゆるっとした部分に、人を救う何かがありそうだ。
  • p.86に、「市民→(市民活動への)参加者→Lay navigator(リンクワーカー?市民であり、他の市民と医療その他関係機関をつなぐ)→専門家」という流れがあった。
    • 誰しも市民であり、なにかの専門家(フォーマルな意味だけでなく)でもあると思うから、お互いにつなげ合いながら活動できたらいいよなと思った。
  • 「その人の力が必要になる場」をつくれたらいい。
  • 自分も地域の子育て世帯支援団体をつくろうとしているけど、まずは今集まっているメンバーで楽しくやることを主眼において、知り合っていって、必要なタイミングで出たり入ったりふくらんだりしぼんだりすればいいのかなー。
  • 読書会自体は、やはり会の進行を司ってくれるファシリテーターがいると、安心して参加できるな〜。
  • そうそう、今回はオンライン読書会だったけど、地域でできたら面白そう!という話も出てきていた。たしかに!と思った自分は、一緒にやってくれるかもな人にシェアしてみた。興味持ってくれて、一緒に動かせたらいいなー!


別件だけど、来週COTEN RADIOのイベントも開催する。

でも社会的処方の話と民主主義の話とは、自分の中ではつながっている気もしていて、それは「制度ではなく文化」っていうところ。この「文化」は、COTEN RADIOの中では「マインド」「実践」「行動」などの言葉で言われていた。結局「リンクワーカー」という仕事が先にあるのではなく、「民主主義」という制度が先にあるわけではなく、個々人の実践に名前をつけるなら、理論を乗せるなら…という感じなのかな*1?ちょっとプラグマティズムっぽい?

ひるがえって自分は最近、中高の同窓会やら、大学のサークル同窓会、あとはCOTEN RADIOだったりParentPod Pals(オンライン子育てしゃべり場)第5回は初のゲストトークで、1/28(日)16-17時)だったり、小さな趣味の場の幹事をたくさんしている。去年は何かしら月1くらいでやってたのかな?小諸わわわプロジェクトももうすぐ旗揚げ!
自分なりになにか実践しようという現れなのかもね。自分の持っているつながりがより活き活きしたものになったらいいし、まだ知らないつながりも見つけたいし楽しみたい。このあたりはホント、今の職場に転職してきたこと、結婚したこと、子どもが生まれたことなどなどのおかげだなーと思う。派手じゃなくていいから、自分にとって意味のあるものを模索している。



一昨日久々にサウナに行った。素晴らしかった!ただ勇んでサウナの中で首やら腰のストレッチを張り切ったら、翌日逆に筋違いになって痛い…。
『社会的処方』のエピローグに、湯浅誠さんの「一ミリを進める」という文章があった。理想に向かって一ミリずつでいい、進んでいこう、というメッセージだったが、逆に「一気に一メートル進もうとするな」ということかもしれないね。

*1:民主主義の初期段階は、社会思想家の思想が先にあって実践が広がった感じはあるけど、現代においては制度が前提とされている中で「個々人の実践である」という感覚が薄まっているような…??

【1/8(月祝)夕方開催】COTEN RADIOを 聞いて語ろう(民主主義の歴史)


こちらを企画しました。10名弱と、そこそこ参加者数いそうな感じ?
①日時:1/8(月祝)16時から17時半@Zoom
②流れ:

  1. チェックイン・自己紹介(46-1,2,3,4:15分)
  2. 民主主義前史(46-5,6,7:15分)
  3. 民主主義を支えた社会思想(46-8,9,10,11:15分)
  4. 各国の民主主義(46-12:15分)
    1. この2.〜4.は、ぼくが簡単にまとめた資料を元にさらっとシェア→おしゃべり
  5. 民主主義の脆弱性

③準備:

④思い:
まずはCOTEN RADIO面白いよね!という気持ち。育休中、寝かしつけのときに何かできることないかな〜ということで聞き始めたのだけど、面白くって全シリーズ聴破してしまった。笑
歴史にくわしくな(った気になれ)るだけでなく、物の見方というか、繰り返されるパターンを知れるのがなお面白い。
さらに今回「民主主義の歴史」は、特に重要だなと感じている。ルソーの「一般意志」の話は特に面白く、『今こそルソーを読み直す』を借りて読んだ。一般意志が到達し得ない目標であるというだけでなく、民主主義自体が常に達成し得ないもので、志向し続けざるを得ないなのだろうなあと。民主主義がシステムではなく文化や実践、マインドであるということは繰り返しシリーズの中で話されていたけど、それはひいては、民主主義社会に生きる僕ら一人ひとりに何ができるか?と問うてくるものでもあった。
教員をしている自分としては、学校の中で民主主義を子どもたちに、というのも改めて大切なことだなと。それはただ政治の仕組みを理解させるとかではなく、一人ひとりが社会に参画している意識でもって学校生活を送れるか、ということ。まさに「実践」だな。
そうそう、何をするにしても、「社会善」でありたいなって感覚はなんとなくあって、それは別に人から評価されるとか社会から評価されることではなく。自分が理想とする社会(全然ハッキリとはしてないが)に向かっていくようなものだといいし、それが楽しいものだったり、人から感謝されるものだったりしたらいい。がんばっていこうね。

てことで、興味お持ちの方、ぜひお声かけください。Facebookメッセンジャーにご招待し、ZoomのURLをお知らせします。

小諸わわわプロジェクト、始動!

午前中、区のしめ縄づくり&もちつきに参加した後*1、午後は子育て支援団体をつくろう!という作戦会議を開催した。
子どももわちゃわちゃ入り乱れる中、お菓子を持ち寄って和やかに進めることができた。以下、出てきたアイディア。


個人的なハイライトは…
①「困りごと」は自分と女性陣でだいぶ違ったな〜。やっぱり過ごす時間が長いと、見えてくることも違うな。
②小諸の子育て関連リソース、まだまだ知らない。いろんな人とつながりながら、開拓する年にしたいね。
③丁寧に順を追って話し合いをしたから、最後の「妄想夢想年間計画」のところはいろいろ広がったと思う😏
④そうやってアイディアが広がったからこそ、団体名も「小諸わわわプロジェクト」と、楽しげに決まった👍
わいわいとかわくわくとか、環とか和とか。子ども・大人・地域の三者で、ということで「わわわ」。う〜ん、いいねえ😆
ふと思うと『スライムぴぴぴ』にも「わわわ」。言葉を話せるようになる前から親しめる、なんて願いも込められそうね。

年明けには、我が家にて実行委員でより具体的な作戦会議。こちらも楽しみ。明日からもがんばろうと思える、良い週末でした!

P.S. ちょっと真面目な話をすると、お隣の佐久市は、こんな計画をつくっている。
佐久市子ども・子育て支援拠点施設整備基本構想について | 佐久市ホームページ
地域とともにつくるためのワークショップも丁寧に企画していて、がんばれ小諸!と思う今日この頃。
でもまずは自分たちでできることやってみて、市を含め関係諸機関諸団体と連携していきたいよね。このあたりの「つくり手意識」は、確実に風越で育まれてきているものだなあ。

*1:えーちゃんは後片付けも手伝って、地域のおじいちゃんおばあちゃんに褒められていた😊