さんだーさんだ!(ブログ版)

旧「◯◯な英語教員に、おれはなる!!!!」 - 大学院を終え、2015年度より中高英語教員になりました。

英作文テーマの貧弱さ

生徒に英作文の添削を頼まれた。

家庭におけるテレビの良い面と悪い面について,自分の考えとその理由を述べる。80-100語程度

彼の作文自体は特に問題なく書けているんだけど,このテーマにもやっとしてしまった。
前の段落で良い面について書いた,その舌の根も乾かぬうちに,次に悪い面を列挙する。しかも,自分の考えもともに。うーん。

たとえば新聞等で中立的な書き方が求められている場合,Aさんはこう言って賛成していて,Bさんはこう言って反対しています,的な書き方をすることはあるだろう。
でも,自分の考えを書きながら,良い面と悪い面を併記して終わる文章って,なんか変じゃない?

そう思って同僚の国語の先生に聞いてみたら,たしかに変だね,と。国語の小論文でこんなことあります?と聞いたら,そんな浅いテーマはないよね,と一蹴。
チーン,と思ってしまいましたとさ。

良い面について述べた後で, “Yet TV might be harmful when parents recklessly use it as a baby-sitter. For example…”なんて書いたら,どうなんだろう。そっちの方が,自分としては良い面が多いと考えるけど,悪い使い方もあるから注意しましょうね,という筆者の立場が見えて,より良い文章な気がするのだけど。

夏休み中は,フォームを作っておいて生徒の英作文を送ってもらって,web添削なんてのをやってみようかな。
自分が高3の時も,先生がやってくれて,かなり役に立った気がするし*1

*1:明らかに,試験が迫ってくるとじゃんじゃん英作文が送られてきて自分の首を絞めるという諸刃の剣でもある。笑

プログラミング教育の目標

昨日はお休みだったけれど,とてもワクワクする1日だった。
そんな中で,専門家の人とプログラミング教育の話をした。知らない固有名詞がバンバン出てきて,いやはや不勉強である。
プログラミング教育の目的的なところを理解していなかったなーと思ったのでメモ。

後輩のアプリ制作者と話をしていた時,これからやろうとしているプログラミング教育はうまくいかないだろうと言っていた。その理由は,先生のコントロール下に置こうとするからだ,という。つまりプログラミングに習熟した生徒が範囲を逸脱してハッキング的なところに手を出した場合,もちろんそれが法に触れることであればしっかり止める必要がある。が,それ以外で授業範囲を逸脱して様々なことができるようになったとしたら,それは止めるべきじゃないよね,と。一緒になって「おーいいねーやったれやったれ」と楽しめる先生がどれくらいいるか。なかなかねー。
あと,プログラミングをやってく中で大切なのはレジリエンスというか,動かねえ!なんだこのエラーコード!よしググろう!英語だ!ふむふむ!これを入れりゃいいのか!よっしゃー!的なことをくり返せるか。

ということでプログラミング教育といえば,当然そういったことを含んだものだろうし,小学校では簡略化した言語を使うにしても,if文や変数や配列などのプログラミングの基礎的な概念は教えるものだと思っていた。
だから(?)SCRATCHの名前は聞いていたし,なんとなくこういうのを使うんだろうなと思っていた。

しかし昨日,Viscuitというのを聞いた。みせてもらったけど,非常に直感的な操作で画が動く。簡単だけど,簡単すぎない?というのが最初の感想。しかしその方いわく,「これもプログラミング教育なんです」と。
レジリエンス的な部分は,まずモノが面白くないと子どもはノッてこないし,このViscuitでもかなりのことはできるようになる,とのこと。変数はないけれど,工夫次第でそれを実装してしまう子どももいるとか。

ちょっといじってみようっと。

その他,プログラミング教育においては,まず機材がきちんと動く/動かせるというオペレーションの準備→そのアプリの操作ができる→そのアプリをつかって身につけさせたい能力が身につく,といういくつもの段階があることもわかった。

2つの変数

生徒から質問を受けた。以下の文の意味がいまいち取れない,と言う。

① I cannot imagine how anyone can expect Sue to be easy to convince.

僕:expect A to be Bは大丈夫?
生徒:「AをBと考える/予想する」だから,スーを説得しやすい人だと考える。
僕:そうそう。じゃあどこが分からない?
などなど聞いていくと,cannot imagine how anyone辺りっぽい。
howとanyoneが絡んでるから説明しづらいな…と思いながら,
最後には「おぉ!わかった!」と納得してもらえたので,その説明を再構成。



まず上で見た,expectの内容をXと置く。
この文は,howの部分とanyoneの部分が,いわば2つの変数のように絡んでいるので分かりづらい。
まず,主語をIと固定しよう。

①' I cannot imagine how I can expect [Sue to be easy to convince].
[]の中がX。

これなら,「私がXと考えられる方法が想像できない」となるだろう。
もう少しわかりやすくすると,「私がどうやったらXと考えられるか,想像もできない」

このhow=方法がまだ分かりづらいかもしれない。
つまり,「スーは泣き落としで簡単に説得できる」とか,
「スーは金で釣れば簡単に説得できる」とかの,
「泣き落とし」「金で釣る」がここのhowに当たる。

変数その1は,このhowの部分。色々な方法があり得るけれど,
この方法なら,スーを説得するのは簡単だと考えられる,というような方法=howを,
想像すらできない,ということだろう。

これがわかった上で,anyoneを変数2としてIに代入する*1

つまり,①'では,私がそうした方法を想像できない,という話だったが,
①では,anyoneが主語,つまり私だけでなく,誰が考えても,そうした方法[X]を考えつくことはできない,と言うのだ。


最後に,訳せと言われたら。うーん難しいな。

誰がどうやったら,スーを説得しやすいだなんて考えられるだろう。私には想像もつかない。

みたいな感じかな*2。本来は一文にすべきだとは思うのだけど。うーむ。

ちなみに①でググると,canがcouldになっている文もあるみたい。
なんでcanじゃなくてcouldなんですか,というのは,また厄介な論点ですよね。
仮定法的に考えてもいいのかな?より丁寧に?より距離を取って?コミットしてない感じで?ううむ,ううむ。

*1:それっぽい物言い。笑 最近ディープラーニングを勉強しはじめ て,行列やら微分やらを勉強したいなと,取り急ぎ『数学ガール』を借りたのです。

*2:漢字仮名,と出てきた。笑

落合陽一さん講演「Computational Diversityへ」

「とあるところ」で,落合陽一さんの講演を聞いてきた。
Youtubeにこれまでの講演動画があがってるし,Twitterもウォッチしてるし,『魔法の世紀』も半分くらい読んだ段階での参加だったためか,初めて氏の講演をほとんど理解できた気がする。予習の重要性。笑

800枚くらいのスライドから,つまみ食いしつつ話を展開していくスタイル。
前半の話は,先月行われた別の講演とほぼかぶっている感じ(以下参照)。
ASCII.jp:落合陽一のライバルはエジソン!? 「現代の魔法使い」の頭の中|スペシャルトーク@プログラミング+

まとめのスライドは以下(ここから講演の記録的なのを書いていきますが,自分の中で解釈して書いてますので記憶違い等多々あるかもしれません。。笑)。

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by thinking alone

One unlikely way to approach such a puzzle would be to look very hard at a piece and to try to decide by thinking alone whether it will fit in a certain location. Our actual practice, however, ...

東大2002年の文法問題の一部なんだけど, "Our actual practice" とは何か説明せよ,とこの文を出題したら,この第一文を訳して,さらに"by thinking alone"を「一人で考えて」と訳している生徒がちょこちょこいた。
末尾のhoweverに注目すれば,Our actual practiceと One unlikely wayが対照的に用いられてることが分かるだろうってんで,そもそもこの部分を訳出している時点でアウトなのだけど,ただ "by thinking alone"自体の解釈として「一人で考えて」は可能性として間違っていないよな,と。この文の主題が "thought and action"であることを考えれば,ここは「一人で考えて」ではなくて「考えること/思考のみで」となるはずなんだけど,そういう読みがすっと出てくるようにするにはどうすればいいんだろうなどと,採点しながら考えこんでしまっていた。

鮫洲 運転免許 初回更新 平日 朝一番

ということで,行ってきました。

アキレス腱断裂の手術後,松葉杖が取れてからもずっと歩行用の装具をつけていましたが,昨日のリハビリで,装具も取っていいですよ,とのこと。
足首曲げる角度が強制的に抑制されないから,きっと回復も早いんだろうけど,いかんせん怖いし,遅い。笑
健常者にガンガン抜かれるながら,品川→鮫洲→徒歩で鮫洲運転免許試験場へ。駅前に写真撮るよーと声をかけてくるうさんくさいおっちゃんいたけど,なんだったんだろ,あれ。
と思ったら詐欺に限りなく近い代筆屋らしい。気をつけなくちゃね。 鮫洲の前にある詐欺行為について… - 鮫洲で免許の更新に行きました。... - Yahoo!知恵袋

それで現地に8時40分ごろ到着。入り口のおじさんの誘導に従って,さくさくと書類作成,代金支払い,視力検査,古い免許証の破棄。
それらがすべて終わったら,講習。
9時が最初の講習回と知っていたけど,講習前にいろんな手続きがあるのをきちんと認識しておらず,講習に間に合うかギリギリ。9時2分前くらいに講習部屋についたら,なんとか9時の回にすべりこめた。
座席には余裕があったので,多分平日ならその時間に間に合うように講習以外の手続きが終えられればいけるんだろうなと。

9-11時は講習。途中10分休憩挟まるけれど,基本的には話を聞くのみ。そんな眠くもならずおしまい。
最後の最後にさだまさしの「償い」を聞くの,シュールだったな。笑

償い


部屋の出口で講習済みのスタンプをもらい,すぐ外の受付で免許の交付。◯番から◯番の人〜と呼ばれるので,なるべくカウンターのそばに座っておくといいんだろうな。笑

11時5分には建物の外へ。2時間の講習含め,2時間半くらいで終わりました。あっさり。

帰りは駅前の台湾家庭料理屋さんでご飯食べておしまい。昼からビール,いいですよね。笑

積読消費

1月の記事で,一月に数冊消費していきたいといったきり,全然済んでなかった。ダメダメだ。
ということで,遅ればせながらこちらを読み終わった。

英文法の問題点―英語の感覚

英文法の問題点―英語の感覚

平易な英語で,英文法の諸々について分かりやすく書かれていて,よかった。

ついでに,このあたりも読み終わった。

ヤバい経済学 [増補改訂版]

ヤバい経済学 [増補改訂版]

これに関しては,Freakonomics - The hidden side of everything Freakonomics | The hidden side of everythingというpodcastを聞き始めた。面白いね。

こちらはあまりおもしろくなかった。ポイしてしまおう。


しかし読み終わって何が残るか,と考えるとなんとなく残念な気持ちになる。
教材をつくる時に読む分には,この文法事項をどう説明しよう,と問題意識を持って読めるんだけど,そうじゃない,いわば平時に読む読書からのアガリが薄すぎる。
ブログへのアップを前提に,メモでも取りながら読めばいいんだろうけど,そうすると読書そのものへのハードルが上がるし,そもそもアガリを期待して読む本しか周りにないのが貧しいような気はする。

とにもかくにも,読みたい本は山積みなわけです。
長崎玄弥先生の『奇跡の〜』シリーズがぼちぼち手に入り出しているから,これを次は読んでみよう。

奇跡の英文解釈 (ノン・ブック)

奇跡の英文解釈 (ノン・ブック)

たとえば上の熟語本から,熟語リストや例文をピックアップするのは,きっとメモを取りながら読むより楽だし,いずれ教材に活かせる気もする。
ただこれも,そうやってつくった教材のタネみたいなのがいくつかあって,きちんと活用できているかと言われると,ゴニョゴニョ。

ううん,なんとも最近ピリッとしないなあ。
「ふがいないや。いや。
つらいなあ。嫌。嫌。」
理由はなんとなくわかってはいるんだろうけど,いや,いや。

多分誕生日が近いせいだな。来週じゃん。

最近の生徒からの煽りを置いておこう。