さんだーさんだ!(ブログ版)

旧「◯◯な英語教員に、おれはなる!!!!」 - 大学院を終え、2015年度より中高英語教員になりました。

中1一学期パフォーマンステストを終えて

一学期の英語の授業が終わった。自分は,「音とつづり」「内容を伝える」を意識して授業してきた。この時期だから単文指導が当然メインになるけど,内容を伝えるためにはつなぎ言葉も大事だよね,ということで,けっこう導入した*1。「内容を伝える」に関連して学期末のパフォーマンステストも実施して,それが昨日やっと終わった。英語の論理パズルを解いて,その解き方を英語で説明しながらパズルを埋めていく,という課題*2

彼らの音読パフォーマンスを聞いている中で気づいたことを,以下箇条書きにメモ。

  • lとrの指導はかなりしてきたつもりだけど,やっぱり難しい
    • どちらかに寄る場合がやはり多い。rがわりとできている人はlastがrastに,finallyがfinaryになったり,逆にlができているっぽい人はwriterがlighterになったり。
  • /s/と/sh/も難しい様子。Cをsheと読む生徒が続出。
    • 中には興味深かったのは,できたりできなかったり,の生徒。その発音までリソースが回せればちゃんと発音できる,ってことなのかな。
  • saysの後の名詞で一旦切る生徒が多い。
    • Card B says Mike is from Australia.なんて文を読む時に,Card B says Mikeで一旦切る人がとても多かった。[Mike is from Australia]という節を一息に,というのは難しいようだ。
  • countryなどのtrの音は,激むず。toryとなってしまう場合がほとんど。

やっぱり,入門期の生徒が何を難しいと思うのかについて,自分はまだまだ分かっていない。がんばらなくては。

ある生徒に,「先生の2年前のち場での講演記事,見ました」と言われた。
thunder0512.hatenablog.com
これのことか。。ふふふ,web上での関係は,断ち切るべし!(何*3

今学期の自分の成長としては,でも,クラス担任というか,学年の一部としてのもののが大きいよなあ。そっちは本当に初めてなわけで,なかなか大変。他で問題が起きている時のサポーターとしてもまだまだ十分に働けているか不安だけど,そのうち自分も「バッターボックス」に立つだろうと思うと…。ううむ,ううむ。

*1:So, とか becauseとかは実際逆転する生徒も多くて難しい

*2:自分の中国語レベルではかなり厳しいから,彼らはよく頑張ったなあという感じ。

*3:そっとしておいてください。

serviceか,サービスか

音とつづりの授業をしている。
アブクド読み(参考ページ→靜先生の「アブクド読み」発音道場 〈エイエイGO! テキストオリジナル連載〉 | 公開 | NHK出版からのお知らせ | NHK出版)から始めて,magic eなどいくつか別の原則を紹介してから,単語の発音を調べさせて,その原則に則っているかどうか判断させ,最後はグループで発音テスト,という流れ。
グループを見回る中で,serviceという単語を調べているグループと話をした。magic eの原則から考えると原則外・例外,になるよねという話をした後,「奉仕するって意味ですよね」と言われたから,「そうそう。サービス」と返したら,「ああ,サービスか!」とそこで初めてサービスというカタカナ語とserviceが結びついた様子。
自分としては,せっかくserviceらしき音が入りだしたタイミングでカタカナ語で上書きされちゃったなら残念だなあと思ったんだけど,授業後,授業見学に来てくださった他の先生にこのエピソードを話したら,「でも意味を覚える上ではserviceはサービス,と覚えたほうが楽だよね」と言われた。たしかに。
音とつづりの授業をしてきたけれど,どこに着地させるかとか,今後の授業との一貫性とか,まだ考えきれていないことが多いなあと思わされましたとさ。

落語_転失気_p.12

誰でも笑える英語落語: Rakugo in English

誰でも笑える英語落語: Rakugo in English

こちらを原文に,音読していこうと思います。
今日は,p.12。

モヤモヤ・なりたい先輩

中1の新学期がスタートした。今のところ大きな問題はないようにみえるけど,それは僕に見えてないだけって話だろう。
HRで生徒に,最初の一週間のふり返りを書いてもらった。自分も一緒に書いてみた。「楽しかったこと」には「今のところ全部」と書いた。その後自分だけそれを全体の前で発表したんだけど,ポルノのサウダージを引用しながら「♪時を重ねるごとに,ひとつずつあなたを知っていって さらに時を重ねて,ひとつずつわからなくなって」という歌詞があって,今まさに知り合っていくフェーズだから楽しいけど,この後「なんだこいつ全然わからねえ!」っていうフェーズがきっと来るよね,という話をした。それがいつどのように来るかは分からないけど,そういうのが何にもなしに終わっちゃったら,きっとその一年は成功というより失敗なんだろう,とも話した。若干ぽかんとされた。笑
色々な生徒がいる中で,どうやって対応していったらいいんだろうね,というのは考えもの。むむむ。

英語の授業の話。自分はフォニックスを始めた。授業中に「アブクド読み」を教えて,それを最後にチェックテスト。アブクド読み通りの単語を発音して書き取ってもらう。なかなかに正答率は低い。自分でガンガン音読してもらえるといいなあ。
英語の先生同士の話。
週一時間取って学年教えてる英語科の先生で話(というか雑談)をしているんだけど,今日はその話の最後に「今度授業見せてください」って新任の先生に言われた。自分はその次が授業だったのだけど,そこでノータイムで「あ,じゃあ次の時間見に来ます?」って言えたのは,成長というか,なりたい姿への第一歩だったなって思う。や,その後の授業がはたして良いものだったのかは分からないんだけどね。なんというか,姿勢とか構えとかの問題として。いつでも授業を見せることができるとか,相手がたとえ社交辞令で言ったとしてもマジレスで返す,というのは大事なんじゃないか。そうすればきっと相手も次第に社交辞令は減って本音を出してくれるのかも,と。や,それは理想的すぎるか。そのうち話しかけられなくなったりしてね。笑
そうしてその新任の先生が精一杯挑戦して失敗して,でも支え合える関係をどうつくれるか,というのが個人的なテーマなんだけど,自分にもそんなに余裕があるわけでもないとか,あんまり話しかけすぎるとウザいかなとか,そんなにがんばらなくていいよと諭す先輩の存在とかもあって,なかなかむつかしいなと思ってはいる。でも,多分初年度以上にがんばることはないんだから,自分としては精一杯がんばってほしいなあ。まあ,言われなくてもがんばってるのはわかるからいいんだけど。

心身の調子の話。
最近なんでかモヤモヤを抱えることがあるんだけど,このモヤモヤ,あんまり理由が把握できていない。授業に打ち込んでいる間はそのモヤモヤも消える感じするから,誠心誠意授業をつくっていくしかないのだろう。

とはいえ,大局観がなさすぎる。昨日,ゴミ箱から公民の先生の資料を拾った*1。それはクラス内で議論を設計・実施して,自己評価・他者評価の上,自分たちで成績をつけるというルーブリックだった。いいなあ。今度授業見学させてくださいという話をして帰宅。

自分にできることの少なさ,時間の短さを,改めて感じている。一番ストレッチしなくちゃいけないのは,確実に自分だよね。

*1:我ながら何してるんだ。笑

ご恵贈いただいた本④『国際標準の英単語』(日向清人,秀和システム)

国際標準の英単語 初級

国際標準の英単語 初級

こちらご恵贈いただきました!めちゃいい本です!(再

2年前に同著者の『クイズでマスターするGSL基本英単語2000』も出ています(https://www.amazon.co.jp/dp/488784171X)が,それのCEFR版とでも言うべきか。
レイアウトもさらに見やすくなっています。単語+その語の説明が左頁,右にはその語の典型的な用例を含んだ例文。
アプリでも学習できるようになっていて,非常にいい感じ。自分でも使ってみようっと。

中1の担任になるにあたって,初学者に学ばせたい語彙ってなんだろう,という問いも重要な感じ。この本を読み進めながら,じっくり考えてみよう。

それを使って何がしたいか・国語科コンプレックス

そうそう,元々自分は国語が好きだったんですよね。高校生時代は国語が得意で,英語が苦手。三者面談でも「さんだーくんはとにかく英語をがんばってください。」って言われた気がする。
その後大学時代に塾でバイトとかして,国語を教えるのは難しいと感じ,またESSで英語スピーチにはまって,英語は面白いと感じた結果,英語教員になることを選んだ*1
そして現任校。自分が見ていて「すごい!」「面白い!」って思う人は,国語科に多い気がする*2

ある国語の先生と話していた。その先生は,ロイロノート的なアプリを授業に導入して,その実践報告を執筆中とのこと。その先生の授業は一度見せていただいたけど,個人作業と集約,集団作業の区分けや,デジタルとアナログの使い分けがうまいなーという感じ。話していて面白かったのは,そのアプリの実践報告を色々読む中で,「これこのアプリ使ってやる必要あるのかな」と思うことがしばしばあったという話。その先生の中には,これをしたい,というのが明確にあって,その助けとなるようにICTを導入しているのが伝わってきたのだけど,技術ありきで,たとえば教委/校長からのトップダウンで機器が導入されて,とりあえず使うことありきで話が始まると,それチョーク&トークでできるやん,というイケてない実践になりがちなのかな,と思った。
もちろんそれでも,多少ペーパーレスになったり,手間が短縮されたりするならよいと思う。

ただ,これは自分自身が失敗した苦い経験なんだけど,たとえば板書の代わりにスライドで表示する,これは立派な時短です。ただ誰にとっての時短かって考えると,先生のためだったよね,という気がする。別のクラスで授業する時に便利,というだけで,その授業単体でみたら効果的だったのか。板書の時間を十分取れていたのか,しっかり考える必要がある。というよりなにより,負の影響もあるようで,これは生徒に言われたことなんだけど,「スライドだと,授業中に寝ちゃって起きても,どれくらい授業が進んだか感覚的に分からない」とのこと。たしかに。板書だと「やば,黒板2/3くらい進んでる!」と焦る気持ちが出るかもしれないけど,スライドだとわからないし,後から猛然と板書して追いつくことができないよね。汗
もちろん,そもそも寝させてはいけないという話や,板書を移すだけの授業にどんな意味があるんだ,などの点はしっかり考えなくちゃいけないのだけど。

話がずれにずれて着地点を見失っているのだけど,何か機器を導入するなら,それを使って何をしたいのか,生徒にどんな影響があるのか,見えない悪影響はないか,などなど,いっぱい考えなくちゃね,ということです。

来年度が始まる。

*1:もう少し話は色々あるけど,まあこんな感じ。

*2:というか,個人的には英語科もっと頑張らなくちゃ!と思うなどしている。もちろん,しっかりみなさんを見せていただいているわけではないので注意すべきだけど。

テニス部春合宿感想―プロセスアプローチとかとか

30分で書いてみようシリーズ。テニス部の春合宿に行ってきた。夏合宿は,全学年対象の大規模なもの。対照的に,春合宿は高2高1と一部中3という上級生が自分の練習に集中する時間。非常に楽しかった!

スロー再生でコメント

今回は自分は比較的レベルの高くない面を見ていた。(というか,レベルの高い面は僕から言えることはほとんどない気がしている*1。)
iPadアプリのCoach's Eyeを多用しながら,サーブを始めとした色々なフォームを撮ってはスローで観て,コメントを本人に返す,という作業をしていた。今回の合宿では個人的にはサーブを矯正する視点や優先順位が見えた気がした*2。ほんで「回転系のサーブは,体の向きとボールが飛んで行く方向が違うんだよ」とか「腕は常に体の前方向に向かってなるべく振るとよいよ」とか色々コメントする中で,「めちゃ入るようになりました!」と嬉しそうにしている生徒を見るのは楽しかった。自分のサーブも少し良くなったような気がして楽しくなって,食事の後の自由時間で自主練してよくなったように思えたけど,最終日にはなんかよく分からない感じになって終わってしまった。掴んでは手放し,掴んでる時間を少しずつ長くして,うまくなっていくしかないんだろうなあ。その時間が自分にはあんまりないことも悲しいけど,現役部員のみなさんにおかれましては,とことんこだわって取り組んでほしいなと思います。
この前自分で作ったテニスの原理・原則のサーブ頁も更新しようかな…!!

プロセスアプローチ

合宿の時程は,午前は実力順に面に分かれて練習,午後は試合,という感じ。その試合の結果で翌日午前の練習面が変わる。今回は,生徒の試合を楽しめた。とても。
本来生徒の試合は,誤解を恐れずに言えば,客観的に観て楽しいものではない。もちろんレベルが高い生徒のは組み立てとか派手なエースとかあってかっこいいけど,それが観たいならYoutubeでプロの試合動画みたり,プロの大会観に行ったり,究極的には四大大会観戦に行った方が楽しいだろう。
今回自分は部活の中でトップレベルというわけではない生徒の試合を多く見たけど,それでも楽しかった。それはなんでかと考えれば,試合をプロダクトとして観るのではなく,プロセスとして観ようとしたからだと思う。彼らが何を考えて練習し,どんなことに課題を感じていて,どう克服しようとしているのか,的なことに思いを致していた。もちろん彼らの頭の中は分からないけど,ちょこちょこ話をしたりしながら。
たとえば先のサーブ入るようになったと喜んでいた生徒が,やはり試合になると入らない,というお決まりのプロセスを体験しているのも,非常に楽しめた。や,本人たちからするとstruggleに他ならなくて,楽しんでなんかいられないのかもだけど。笑

つなぐ

派手に決めるショットに憧れる気持ちは誰にでもあれど,それだけじゃ勝てないよねというのも周知の事実。今回の合宿では,わりと堅実につなぐテニスをする生徒が順調に戦績を伸ばしている感じがして,それが周りの生徒にもいい影響を与えているような気がした。よかよか。

愚痴

ゴニョゴニョゴニョと。
一番は,自分の弱さをまださらけ出せてないなあということ。試合になるとどうも緊張しちゃってストローク中心に入らなくなって,うぐうぐうぐ,という感じなんだけど,本来それは生徒の前でも誰の前でも,さらけ出してこそ乗り越えていけるものなんだろう。
とは思いつつ,なかなかそこを出せなかったなあ。反省。夏合宿ではもっともっと晒せるように。だからこそ,自分の弱さが白日の下となって悩む生徒は,尊敬するし,応援したい。
二つ目。アドバイスについて。自分は先も書いたように「プロセスアプローチ」を取りたいタイプを気取っているので,ある程度その生徒を観てからコメントしたい。そしてそのアドバイスには,自分なりの優先順位を持たせて,一貫したものにしたい。ということで,個人的にはYoutube動画観まくっているし,他にも色々学んでいるつもり。自分が観て,いいなと思った動画リスト→tennis - YouTubeにも,気づいたら100本以上の動画が入っている。何が言いたいかいまいち不明瞭な感じだけど,教える身として学び続けているか,という決まり文句に落ち着くんだろう。
まあこれは自分がマウント取りたがっているだけで,支配欲の現れなのかもしれないけど。笑 「自分のアドバイスこそが正しいんだ,これを信じよ!」と言いたいのだとしたら,慎まなくちゃいけないところだと思う。なんでそう思うのかはいまいち分かってないけど。
最後。あえてぼかして書くけど,教育したいのか,昔話がしたいのか,範を垂れたいのか,お節介を焼きたいのか,従わせたいのか,よく分からなかった場面があった。止められなかった自分のせいも多分にあるのだけど。

*1:態度面とか生活面ではまあなくもないけど,まあこっちはおいおい,かなと。

*2:正確には「これまでよりは良く見えた気がした」なので,この後また更新されていくんだろうけど。