さんだーさんだ!(ブログ版)

2015年度より中高英語教員になりました。2020年度開校の幼小中混在校で働いています。

#我が家の育業ストーリー(育休ふりかえり)

たまひよ「育業」応援プロジェクト 泣いた!笑った!#我が家の育業ストーリー投稿キャンペーン
こちらのキャンペーンが今日締め切りというのを口実に、4ヶ月の育業(定着するかな?)をふりかえろう!
①自分の育業について
②大変だったことベスト3
③よかったことベスト3
④育業について思うところ
⑤かわいいぞ!えーちゃん! 的な感じで。
書くことは、精算すること。自分なりに意味づけて、ピリオドを打って、来週からの職場復帰に向かおう。笑


①自分の育業について
 2月25日にえーちゃん(息子)が生まれた直後に1ヶ月育業をいただいた。が、本当に全然記憶がない。もったいない…。どうやら掃除洗濯以外に、妻の食事づくりもしていたらしい。えらいぞ!唯一覚えているのは、沐浴やるときめちゃびびってて、横で見ていた妻に叱られ、「そんないきなりうまくできるわけないじゃん!」と我ながら珍しくテンパって怒鳴り返してたこと。余裕がなかったな…。笑
 その後、妻の博士論文執筆を支えることを主目的に、10月から4ヶ月間の育業に入った。自分たちは親元を離れて住んでいるので、こうでもしないと妻に時間は生まれない、ということで。日中は自分がえーちゃんを見て、その間妻は論文執筆。家事分担は妻が食事、自分は残りの掃除洗濯。離乳食がはじまってからは料理の負担が増えて、そこはあまりサポートできなかったな…。
 そんな素晴らしき育業の日々も今週でおしまい。明日からえーちゃんは保育園に入り、自分も来週から職場復帰なのです。


②大変だったこと 第三位「女性だらけの…」
 やっぱり行くところ女性だらけ、というのが地味に大変だったかなあ。たとえば、地域の子育て支援センターに行った初日、緊張しながらえーちゃん(息子)を遊ばせて、帰ろうかと靴下はかせて抱っこして立ち上がったら、背後に視線を感じて、振り向いたら保育士さん数名に見られていた。そのあと、「お手並み拝見してましたw」なーんて言われて、アハハって感じだったけど、いやいや、そういう評価的な視線、よくないぞ!と後から思ったり。
 他にも、他の子のお母さんと知り合いになっても、自分が男だから「LINE交換して親友(おやとも:こんな言葉はないか。そもそもママ友パパ友も極めて性別凝集性の高い言葉である。子がいる親同士、性別超えてつながれないかなー)になってください」ってのはどうにも言いづらかった。これって、地味に機会損失なのではないか。とはいっても、やっぱり他のママと自分がつながるのは難しいと感じたな。
 さらに、10ヶ月検診も、やっぱり周りはママだらけ。保健師さんにも、何回か、「えーちゃんのママさん、あ、いや、パパさん」と呼び間違えられた。笑
 この辺、誰にも悪気はないのに勝手に疎外されたように感じてるだけなので、無視してやっていくしかないのかな。まさに「業」って感じがする。笑

大変だったこと 第二位「妻との衝突」
 特に育業初期は、自分も慣れない、妻も思った以上に論文執筆の時間が取れない、ということで、ぶつかることが増えてしまっていた。これについては、1ヶ月ごとにふりかえりの時間を持とうと提案して、最近ぶつかること増えちゃったね、と話題にした。そうすると、互いに何に不満を持っていたのかをきちんとキャッチできていないことが分かった。あ、そこが不満だったんだ、的な。なかなか普段言葉にしないけど、改めて言語化することで、じゃあどうする?が考えられるなーというのは気づきだった。その結果、「夫婦のスキンシップを増やす」という改善策に結びついたのだった!(ムフ!
 他にも、一週間の予定見通しボードをつくるとか、細かい改善ができてきてるのは、今後にもつながる大きなことだと思う。

大変だったこと 第一位「寝ない…」
 もうどのお母さんも言われていますけど、夜間起こされて寝られないのがきつすぎる。特にえーちゃん(息子)は、睡眠に関してはままならぬ子で、去年10月とかは、下手すると3時間おきに起きちゃう、しかも寝つくのに最悪1時間半かかる、みたいな状況だった。これ、ホントきつい。「寝た…あ…1時間経ってる…多分あと1時間ちょっとしたら起きるな…」みたいな、寝ついた後の絶望感ね。ついえーちゃんを強く揺すっちゃったりしたことも。うーん、反省。
 しかもその睡眠不足が、日中のコミュニケーション不和にもつながって、妻との衝突を遠回しに呼び込むっていうね。いやはや。育業のいいところは、「それでもなんでも、今この子を寝かせるのは自分の仕事」という強い責任感が生まれるし、「このままじゃやばい。なんとかせねば」みたいな、強烈な主体者意識を持って育児に関われる(関わらざるをえない)ようになること。「いいよ、君の思う通りやっておいて」じゃねー!っていうね。笑 きっと今後育児の方針で妻と衝突することは出てくると思うけど、でも投げ出さない、粘り強く、というのは、大事にしていきたいね。
 余談だけど、これを夜中PCで書きながら、寝てたえーちゃんがフガフガ四つん這いになって起きてしまった。ごめんね、普段真っ暗にしているのにね。寝たいと泣く子のお腹をとんとんしながら、30分くらいねんねんつぶやいて、またふりかえりに戻る。まさに「業」である。笑
 翌朝妻と、昨晩寝なかったねという話をしたら、前日車移動が多くてよく寝てたわりに運動量が少なかったからじゃないか、なんて話も出た。こういう子の様子についての推論をお互い話し合うの、細かいけど大事だね。


③よかったこと 第三位「引っ越せた♪」
 はいはいし始めたら、この家狭いよね…と話し始めたのが10月末。おっ、市内に平屋の貸家あるじゃん、いつか住んでみたいよね、平屋。どうする?引っ越すなら、育休中の今じゃない?なーんて話をして、12月頭には、引っ越し。かなり広いので、えーちゃん(息子)用のスペースが6畳くらい取れて、おもちゃ置き場もできた!まあ、結局そこではあんまり遊ばず、ママのいる方に寄りつくのだけど、それはそれとして。笑
 真面目な話、引っ越し自体がいいということではなくて、自分たちは子のためにここまで動けた、というのが、多分親としての自信?につながると思うし、次の一歩をより大きく踏み出せる気がする。もちろん、「こんだけやってあげてるんだから!」ってのは違うけど、あなたを大切に思っているよ、ということは、言葉でも行動でも、ずっと示せるといいよね。
 そうそう、余談だけど、引越し前は特に、絵本たくさん読んでたな。図書館近かったし。こちらのスレッド(https://twitter.com/thunder0512/status/1579369252905451520)にあるけど、100冊以上読めたのはよかった。えーちゃんも、本という存在を身近に感じているみたいで、
外でベビーコーナーみたいなとこ行ったときも、おもちゃではなく本棚行って本を出して遊んでいるらしい。まだおもちゃとしての本だけど、読書好きになってくれたらいいな。自分も絵本関係の本もいくつか読んで、その奥深さの入り口に立って、ますますこれからが楽しみ。

第二位「子が運ぶ他者とのつながり」
 親元離れた育児は大変なわけです。ありがたいことに我が家はどちらの親とも関係良好なので、ちょこちょこ行ったり来たり、サポートしてもらい、えーちゃんをかわいがってもらった。Googleフォトのアルバムを共有したり、Google Nest Hubをデジタルフォトフレーム代わりにして実家に日々えーちゃんの写真が届くようにしたり、意識的にコミュニケーション取っているのもよかったかもしれない。弟夫婦にも可愛がってもらったな。そうそう、何もこれは家族とのつながりだけじゃなくて、自分が大切にしたいのは、この子をかわいがってくれる人を少しでも多く、というところだな。それがひいては「ぼくは愛されている」「世界は愛に満ちている」「ぼくも世界を愛そう」みたいな話になってくるんだろうなと、『子どもへのまなざし』とかを読むと思う。
 だから、街中でえーちゃんに微笑みかけてくれる知らないおじさんおばさんには、極力愛想よくして、言葉を交わすようにしているし、いろいろな場所に連れていきたいな、とも思う。一部、悪意(と取れる言葉)を向けてくる人もいたけど(https://twitter.com/thunder0512/status/1578626666447806464)、そういう時には毅然とした対応を迅速に取れるようにしたい。


第一位「妻とさらに仲良く♡」
 いやー、これ完全にのろけですけどね。えーちゃん(息子)と戯れてる妻、超かわいいのですよ。俺との関係の中だけでは一生見ることのできなかっただろう表情がどんどん見れるのがとっても楽しい。笑 もちろん、ぶつかったりなんだりして、すねることもあるけれど、最後には仲直りできてきているのは、やはり好きな人と結婚できたからこそだよなーとしみじみ思う。下手したらえーちゃん(息子)のかわいい瞬間よりも妻のかわいい瞬間を多く覚えているんじゃないかってくらいで(ォィ、自分の興味が子にも妻にも向けられるというのは、父親の特権だと思う。まあ、母の注意が100パー子に向かうのがさみしくもあるのだけど、さすがに慣れたかな。笑
 と書いたけど、少しずつ妻がこちらを見てくれてるなーと感じる瞬間も。これまた積み重ねていくといいな。笑

番外編「ポッドキャストがはかどるはかどる!」
育業中、手はふさがってるけど耳が空いている時間が多い。寝かしつけ中とか、掃除洗濯中とか。途中でBluetoothのイヤホンを買って、ひたすらCOTEN RADIOを聴きまくっている。だいぶ歴史強者に近づいている気がするぞ…!!笑


④育業について思うところ
 この育業中に出歩くと、平日にも関わらず夫婦で子を連れて歩いている家族をちらほら見かける。いわゆるパパ育休が広がり始めているんだろうなと思うけど、それを横目にワンオペで2人の子を連れて大変そうにしているママもいる。過渡期の今、そういう人たちからすると「なんで私の夫は…」って思ってつらくなったり、しないかな?
 同時に、自分も深く育児に関わるようになると、発達のこと、食事のこと、睡眠のこと、予防接種のこと、などなど考えることは山積みで、具体的なタスクを誰がやるかだけでなく、そもそもどんなことをするか・しないかを夫婦で考えることが増え、小さな違いが可視化されることも増える。比較的冷静に話ができる(と自負しているだけかも?)自分たちですらけっこう大変と考えると、他の家庭でもなにげにストレスになってたりしないかな?とも。
 でもパパ育休ってやっぱりそこを投げ出さないのが大事なんじゃないかなー。自分たちのコミュニケーションにいかに改善の余地があるかをまざまざと思い知らされるという意味でホント「業」って感じだし、もしこうしたストレスがそこここで生まれるのだとしたら、それを「家庭の問題」と閉じてしまうのはあんまりよくない気もする。愚痴でなく、もう少しオープンに、生産的に、他者とつながれる場って、あんまりない気がしているけど、どうかしら。
 自分は育業中、意識して育児中の忙しいであろう友だちとも話すようにして、それは本当に精神安定に寄与した感じはしているものの、「うちのだんな○○で〜」みたいな愚痴?にどう対応していいか迷った瞬間もあった。共感が求められている気がするけど、それって解決につながるんだろうか?的な。結局求められてもいないアドバイスをするのは控えたけど、応援していることは伝えた。それで十分なのかな?
 とにかく、ぼくら夫婦もまだまだだけど、でも対話しながら進んでいくしかないよなと腹をくくれたのは、自分のこれからの人生において、きわめて大事な時間だった。何か結論や成果のようなものが得られたわけではないけど、こうやってよりよい夫婦関係、親子関係、家族関係、人間関係をつくっていこうね。


⑤かわいいぞ!えーちゃん!
 息子のかわいい瞬間を書き連ねようと思ったけど、無理だよなー。どの瞬間もかわいいもんなー。ホント、砂金のようなキラキラした瞬間がどんどん手からこぼれ落ちていくような感覚。でも、最近手づかみ食べを習得中のえーちゃんが、まだ口のキャパを考えることはできなくて、口パンパンなのに新しい一口に手を伸ばしたときなんか、「それは無理じゃない!?」と妻と同時にツッコんで笑い合う、みたいな、「えーちゃんのかわいい瞬間を妻とその場で共に味わう」みたいなのが一番楽しい。
 そういう意味では、我々夫婦は、2人で育業に入らせてもらったからこその体験をできていたんだな。子育てを、タスクのかたまりと捉えるのではなく、人生後半のマインドセットし直しのきっかけととらえるなら、2人で育業できるの、理想的な気はする。本当に本当にありがたい。


 気づいたら5000文字以上書いてた。他の方々はかわゆい写真とかいっぱいで投稿されているので、ぜひ見てみてくださいね〜。
#我が家の育業ストーリー