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最近このポッドキャストをよく聞いている。歴史は詳しくないけど,深く学んだ人たちの話を聞くことで「面白いな〜」と興味がわく。
そして,最近「教育」をテーマにシリーズが始まった。
もうすぐ終わっちゃうのかな?と思うのだけど,めっちゃ面白かったので,メモしていきたいと思います。
- 子どもに教育するという概念も,歴史的にみると比較的最近出てきた。教育が出てきたのは中世くらい。
- 農民に生まれて農民に死ぬ人に,哲学なんかを教える必要はなかった。実践の中で必要なスキルを教えるだけだった。
- すべてが「生きる」だった。
- 近代になると分業が進み,専門的な「教育」が必要になってきた。
- 一回教育のことを忘れて聞いてください。年齢区分で分けたりせず「子ども」という概念もなかった。
- 教育を考える上で,「教育コストを誰が負担したか」を考えるのは大切。教育は,とてもコストがかかる。社会の中でのニーズに合わせて教育の形も変わる。教育は社会のニーズを映す鏡。
- 座学を人間が始めたのは,メソポタミア。教育は,読み書き計算できる人を生む,というニーズが最初。そのニーズを持っていたのは,政府であり,家庭ではなかった。家では別に文字がなくても生活できた。中世で学校がなかったのは,政府にそのニーズがなかったから(農民に文字が読めるようになってもらう必要がなかった)。
- シュメール文明に教育が必要だったのは,交易ニーズがあったから。
- シュメール語を学校で教えていたが,徐々に生活言語がアッカド語に移っていった後も,学校ではシュメール語を使っていた(アッカド語が十分に洗練されていなかった/シュメール語は正式な言語として格式高い位置づけを得ていた)。
- 政府が行政ニーズを持ち始めると,書記が必要になり,教育コストを払い始める,ということが古代国家に共通して見られた。