今日は某所で修論のフィールド依頼をしてきました。
そこは教員研修合宿真っ最中だったので、他の講演も聞くことが出来て、LGBTについて学んできました。
来年度から教員として働く自分としては、本当にためになる感がある講演だった。
いくつか「知れてよかったな」と思う点を列挙します。
この講演をしていただいたRe:Bitという団体もスゴいなあと思った。面白い人多かったなあ。
- {からだ・こころ・好きになる}
他にも「性分化疾患(からだの性がどちらかに決まらない)」や「Xジェンダー(こころの性がどちらかに決まらない)」、「アセクシュアル(恋愛感情・性欲がない)」
からだの性による二分法に苦しめられている人もいるということでした。
ちなみに書きながら、
「ぜんぶ体のせいだ」
という標語を思いつきました。
現状を厳しく批判するために自由に使っていただいいて構いません。笑
ちなみにひとり親世帯の子どもは100人に1人。
発達障害は6.5人/100人。
そして、LGBTは5.2人/100人。
→自分のクラスに1人はいる!
セクシャルマイノリティ:見た目では分からない
→相談されたらどうするかも大事だが、相談されやすい人になることが肝心
→見た目では判断すべきでない&無理に聞こうとしない
- 男女二元論的発言・差別的発言には注意
とはいえ、そうした発言はあまりに氾濫しているし、
そこで起こりうる「笑い」に加担しない選択ができるのか。
加担しない選択をするべきだし、したいと思っているけど、ううむ。自信があるとは言えない。
- LGBTフレンドリーの象徴である6色のレインボーのものを持つ
- 知らなかった!!
学校生活の中で困ること
たとえば修学旅行。女子は諸々の理由で個人風呂が用意されるけど、男子にはなかなか。
←→他の男子と入ることに違和感を覚える人もいるよね
←←→→でもそうすると「あいつだけなんで!?俺も俺も!」みたいなことにもなりそうね。
←←←→→→「普通でない」ということは難しいんだなあ。
たとえば授業中。星座の話になって、MTFの人が「おとめ座」と言ったら「わかる」と言われドキッ。
→難しいなあ。これ言わない自信がない。もう言わないつもりだけど。
ほんで、幸いにも(?)相談を持ちかけられたら、以下のようなことに注意すべきだそうです。
「対話」する際には、、、
- どんなことに困っているのか
- どのような対応をしてほしいのか
- 誰に共有していいのか
英語の授業でも、英語にかこつけて海外の法律とかニュースとか紹介したり、
セクシュアリティを題材にした歌詞の洋楽を聞いたり。
- "It gets better"
- "Born this way"
- "Same Love"
辺りがオススメらしいです。
あと、ホモ・レズ・おかま・おなべ、辺りは蔑称とされているとのこと。
案外この辺無知なので注意しなくちゃなあ。
聞いていた中で興味深かったのは、
アメリカなどではLGBTへの理解が進んでいるとはいうが、実は同性愛者への理解は進んでいるものの、
トランスジェンダーへの理解は比較的遅れているらしい。
しかも、その理由は「政治的な活動が始まったのが同性愛者中心だったから」とのこと。
きわめて政治的なものなんだなと改めて思わされた。
だから自分としては学校の中でも
「少数者の権利を守ろう」ということを学ばせるのも大事だと思うが、
「少数者になった時にどう自身の思い・権利を主張するか」も学ばせたいなあ。
変な話「LGBT」というのは最近認められつつある少数派なわけで、
外からこのRe:Bitさんのように手が差し伸べられやすい環境になっている
(もちろん、まだまだ充分でないから彼らの活動には非常な意味があると思うけど)。
何が言いたいかって、まだ見ぬマイノリティもあって、
その全てに目を向けるのは難しい、というか無理だろう。
その存在がすでに確認されているマイノリティに手を差し伸べられる存在になると同時に
自分のマイノリティさとどう折り合いをつけていけるのかまで
学ばせられるようになれたらいいなあ。
まあ、どうなるか分からないけど。
あと、この前「お前そうなんじゃないの」って言われた「アセクシュアル」が出てきて「おっ」てなった。
いや、違うと思うんだけどなあ。彼女ができなすぎてここに行き着くみたいなアレもあるのかしら。
色々適当に聞いたことを書き流しましたが、「いやいや誤解だよ」「自分はこう思うよ」「こういうこと思う人もいるから気をつけろよ」などなど、何かお気づきのことがありましたら教えてくださいねーっ!