5/12(日)13-16時、東大名誉教授佐藤学先生と、ハーバード大のDavid Perkins氏の講演・対談でした。
最初のDavid氏の話は、「教育のUniverseは近年広がりつつある」として、以下のようなアウトラインの下、話が展開されました。
- Six “beyonds” 教育の宇宙は広がっている
- From hierarchy to network どう広がっているか?
- Learning that matters なぜ広がっているか?
- Learning that doesn’t matter 何が広がりを阻害しているか
- The competing agendas of achievement, information, and expertise 政策はどのようにしてこの革命的な動きを弱めているのか
- Where the Revolution Needs Our Help: まとめ
最初に紹介されたのは、「6つの"beyonds"」。すなわち、
- Beyond Content: 21st century skills, competences, etc.
- Beyond Local: Global perspectives, problems, studies
- Beyond Topics: Content as tools for thinking and action
※トピックとして “democracy”を学ぶのではなく、実際に参加する者としてそれを学ぶ
- Beyond the Traditional Disciplines: Renewed and extended visions of the disciplines
- Beyond discrete disciplines: Interdisciplinary topics and problems
- Beyond prescribed studies: Learners as choosers of what they learn, personalized curricula
とにかく、現実世界との・知識間の・ディシプリン間の、など様々な「つながり」を重視されているようでした。
その意味では古典的な「科目(数学・国語など)」には、現実世界とのつながりが感じられないから弱みがあるようにも思えるが、それを打破するためには、「Insight Action Ethics Opportunity」が必要とのこと。視野を得て、それを行動に活かし、倫理/行動哲学となって、最後にはそれが蓄積されて社会を動かすきっかけとなる、ということかなあ。
Q/Aセッションでは真っ先に陸上の為末選手が質問されててざわってなった。笑ただ答えはしっくり来なかったから割愛。なんかかみ合ってなかった。
また、大学での学びにはモデルがないから難しい、という話で佐藤先生が、「この大学での学びが学生のためになっているのかは常に疑問でした」っておっしゃってて、「おいっ!!辞めてから言うなよwwあなた中心でしたやん!!」って思った。笑
「中の人としては言えないこともあるでしょ」と同じ講演聞いてた人には言われたけど、自分にはこの言葉にあまりポジティブな含みがなくてなんだかがっかりしました。
そして一番最後の質問として手を挙げた人は、小学校教員の方で、自分が教員として行き詰まってる時、佐藤先生の本を読んで教員を続けてこられたそうで、質問ではなく感想というかそのお礼をしていた。佐藤先生を「命の恩人」と表現していたし。
まあ全然いいんだけど、個人的にはこういう発言は意味ないと思ってる。全員の時間取って感謝表明されてもなあ、と。
ただあの場の空気的には良い感じに締めになったっぽいし、現に終わった後その教員の人に「今日一番心に響きました」的なことを言っている人もいたし、人それぞれなんだろうね。俺もいずれそういう発言を受け入れ、自分でもするようになるのだろうか。
その後は同講演に来ていたH-LABの人たちとカフェ。服装なんとかすればなんとかなるよ的お話やら、海外大学に数千万の奨学金をもらいながら通う現東大1年の話を聞いてほええってなったりしてた。まったりしたいい誕生日でした!
そう誕生日といえば、Facebookで誕生日アピール(誕生ケーキ持ってる写真をプロフィールに)したら、100人以上の方からコメントをいただけて幸せでした。
(しかも写真にすると、コメントまで付けてくれる人・いいねだけ押してくれる人、などに分かれて微妙に面白いってか怖いな、と思いましたとさ。笑
23歳かー。こんなはずでは感しかないけど、これから頑張っていくしかないよなー。