さんだーさんだ!(ブログ版)

2015年度より中高英語教員になりました。2020年度開校の幼小中混在校で働いています。

臨床心理学研究法特論I

今回はテキストのIntroductionのところを読み、質的研究の概要をつかむ回でした。
エクササイズが秀逸で、テキストに示されていた諸々の手法を用いて、「ホームレス支援について質的に検討」するとしたらどんな方法があるか討論せよ、というもの。いかに自分が中途半端な理解かが分かった。

1.Thematic Analysis Approaches
- Content analysis
- Framework analysis
- Grounded theory
- Interpretive phenomenological analysis

2.Narrative Approaches
- Narrative analysis
- Life history analysis

3.Language-based Approaches
- Conversation analysis
- Discourse analysis

4.Ethnography


まあ4は一緒に生活するとかかな、と思ったら「支援を1つのシステムと捉え、そのシステムの特長を捉える」なんて言われた。むず。
1は相手の語りをそのまま受け入れる(「辛い」って言うから辛いんだろうな、など)。
2はその語りでもってどう自己定義しているか、などその語りの裏に潜む事情に注目する(例えばホームレスは自分を何であると定義するか。「敗残者」「世捨て人」などなど。そもそも「ホームレスである」という認識を持っているのか)。
3は会話を成立させている社会(いわゆる「社会制度」やら「周囲からの視線」といった大きな「社会」から、個人と個人の関係の中の「社会」(人が2人いればそこに社会が生まれる、的な)まで色々。例えばホームレスと支援者の会話にどんなルールがあるのか。)。
Conversation~とDiscourse~はいまいち違いが分からなかったけど、データの起こし方が全然違うそうで、そのデータをみれば一目瞭然だそうです。


ふんふん聞いて分かった気になるよりも、こうやって「いかに分かってないか」が分かる授業のがためになりそうだよなあと。


あとこれ全然関係ないけど最近プロ将棋棋士がコンピュータに苦戦中みたいですね。コンピュータはそれぞれの局面を数値化して云々しているらしいと聞いて、今後ますます「数値化できない部分」ってのは少なくなってくるのかなーと。どう頑張っても数値化できないものはずっと残るのかもしれないけど、やっぱり数値化して説明できるようにするのは大事なんじゃないか、なんて思ったりしている。そこを放棄すべきじゃないよなあと。


あとこれもっと関係ないけど朝の連ドラ「あまちゃん」が面白い。能年・橋本の2人が毎朝一緒に自転車登校とか色々危険すぎるだろ…笑