『第二言語習得研究から見た効果的な英語学習法・指導法』第1章
- 作者: 村野井仁
- 出版社/メーカー: 大修館書店
- 発売日: 2006/04
- メディア: 単行本
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以前白井恭弘先生がお薦めされていたと記憶してます。図書室に入れてもらって読み始めました。第1章「第二言語学習のプロセスと内容中心第二言語学習法・指導法」より、図をメモ代わりに抜き書き。
1.インプット
2.気づき:気づかれたインプット
3.理解:理解されたインプット
・形式・意味・機能マッピング
・中間言語仮説形成4.内在化:インテイク
・中間言語仮説検証5.統合:中間言語知識
・自動化
・長期記憶化6.アウトプット:第二言語運用
(p. 10 図1-2より)
1〜6には「情動要因(動機・態度・不安など)」がからみ、2〜4には「生得的言語習得能力」「帰納的学習システム」「語用能力習得システム」がからみ、4〜6には「一般的問題解決型学習システム」「スキル習得システム」がからむとされている。
また、本章で推されている、内容中心のPCPP(提示―理解―練習―産出)による指導をこの枠組みに当てはめると、以下のようになる。
PRESENTATION(1〜3に対応)
・oral introduction
・semantic mapping
・inductive grammar instruction
・explicit grammar explanation, etc.COMPREHENSION(2〜4に対応)
・listening
・reading (scanning, slash reading, etc.)
・comprehension check, etc.PRACTICE(3〜5に対応)
・contextualized drill
・reading aloud (shadowing, read and look-up, etc.)
・interpreter reading
・sight translation, etc.PRODUCTION(4〜6に対応)
・story retelling
・summarizing
・dictogloss
・task
・presentation, etc.
(p. 23 図1-4より)
ちゃんと読んで、面白いところをしっかりメモっていこう。