さんだーさんだ!(ブログ版)

2015年度より中高英語教員になりました。2020年度開校の幼小中混在校で働いています。

アキレス腱断裂―テニス部顧問がバドミントンをするから―

アキレス腱,切っちゃいました。
顧問の数が少ないバドミントン部の合宿にヘルプに行って,テニスが専門*1なので,外様だったわけです。
しかしみてると色々な違いが見えてきて面白い。

バドミントンのがやりやすいなーと思った点は,

  • 1面に6人入って練習可能
  • シャトルが散らばらない(テニスだとボールがネットやら後ろやらにたまって危ない)
  • レベル差がある程度あっても練習が成立する
  • 1面の面積ももちろん小さいから,たくさんの面が取れる

これは競技特性だけど,他にも顧問の工夫等々で,かなりシステマティックに強くなる道筋がつくられているようにみえた。「定番」があると強いよね。

また,これもバド部顧問に言われて気づいたテニスとバドミントンの違いだけど,
基本的にバドミントンは届く・取れることが前提とされている。取れないのは君のフットワークが悪い,と。
たしかにコートが狭いもんなあ。「上手い人はコートのどこでも2歩で届く」なんて言われるけど,そのとおりかも。
そしてバドミントンは,まったくの初心者でもとりあえずラリーが続くことからも分かるとおり,「届く」ことの重要性が高い。「うまく打つ」はその後,という感じ。
テニスは逆に,打点に入れてもうまく打てないことがある。「うまく打つ」がまず先にあって,「届く」はその後,って感じなのかな。

ということでバドミントン部はフットワークの練習にかなり時間を使っている。前半2時間くらいアップ+フットワークだった気がする。バド部顧問に自分のフットワーク練を撮っていただいたところ,ううむ,これはテニスの動きだ。足をこまめに動かしすぎている。
そして上手い人を眺めていると,だんだんわかってくるわけですね。そうか,左足をここに置けばあとは右足踏み込むだけでネット際の取れるな,とか。

それで面白くなってるうちにねー。やっちまいましたね,アキレス腱。
はじめは後ろからボールをアキレス腱に当てられたかと思ってふり返ったんだけど,周りの生徒が不思議そうな顔*2。そりゃそうだよね,ボールなんて使ってないものね。この時点でああやっちまった感に襲われる。

その後は近くの病院→遠くの病院→固定→宿舎で寝る→車で東京搬送*3→即日入院→翌日手術→翌日退院,と怒涛。ここまでの処置は最短で来てる感じあるから,早く治したいなー。
にしても人生初手術ややっぱり怖かった。下半身だけ麻酔打つんだけど,虫歯の麻酔のあの感じが下半身全体に広がるのは気持ち悪かった。笑 前後にはいろんなところに「つながり」を求めて,家族にも友だちにも支えられて,本当に有難い限り。持つべきものはって感じ。

合宿からの強制送還直前,生徒に「足引っ張ってごめんなさい」と謝りつつ,「うまい人を見ながら,『こうやればもっと自分もうまくなれるかも』と新しい動きに挑戦したら,体がついていっていませんでした。みなさんも合宿中新しいことにどんどん挑戦すると思いますが,くれぐれも怪我には気をつけてください」と,体の奥底から出る本心を述べて帰ってきました。はあ情けないなあ。

その後,諸々のお仕事を他の先生に押し付けてしまっているので,復帰次第しっかり借りを返していかないと。がんばろう,新学期。

*1:ってそんながっつりやってるわけではなく,多少嗜む顧問,程度の意味だけど。

*2:今考えると,切れる「音」を聞いたんだろうな彼は。。汗

*3:送ってくれた先生に大感謝…!!