さんだーさんだ!(ブログ版)

2015年度より中高英語教員になりました。2020年度開校の幼小中混在校で働いています。

日本酒の「肩書」(早見表つき)

白熱日本酒教室 (星海社新書)

白熱日本酒教室 (星海社新書)

読んだ。ので,アウトプット用の記事。

日本酒にはたくさんの「肩書」があります。純米酒本醸造酒などの「特定名称酒」以外にも,「生酛四段仕込みおりがらみ無濾過生貯蔵原酒」などといった形で*1
個人的にはこういう長い肩書をみてコーフンできるかが日本酒好きかどうかの分かれ目の一つと思うのですが,まあわかりづらいのも事実。正直自分も「生」がついてるとなんかいい感じ,くらいの認識でした。笑

上に挙げた『白熱日本酒教室』は全二十の「授業」を通して日本酒の基本的な事柄を説明してくれるのですが,その中の二時間目(p.30)および五時間目(p.71)というかなり序盤に,「特別名称」「その他の肩書」の説明をしています。

色々なチェックポイントがあるのですが,せっかくなので,質問に答えていったら「肩書」が分かるようなGoogle スプレッドシートを作成しました。

日本酒の「肩書」ver.1_170101 - Google スプレッドシート

水色の色付きセルのみ編集可能です。いろいろ動かしてみてください。また,左上「ファイル」→「コピーを作成」で自分のGoogle Driveにコピーを作ることができます。

フローチャートを作りながら謎だったのが,

  1. 吟醸酒大吟醸酒とその他を分けるのは,造りなのか,精米歩合なのか。「吟醸造り」という丁寧な造りのものが吟醸酒大吟醸酒らしいが,精米歩合で分かれると聞いたこともある。本書の表中でも「50%以下・吟醸造り」が大吟醸酒と書いてあり,どちらが鍵になっているか分かりづらい。これは,精米歩合の高いお酒はほぼ全て吟醸造りで造られる,ということなのだろうか。
  2. 「にごり」でかつ「おりがらみ」というのはあり得るのか。Qの6-8が共起しうるのか,という疑問だけど,「無濾過」でかつ「おりがらみ」ってのはあるみたいだから,共起できるものもありそう。

詳しい人,ぜひコメントをお願い致します。また,シートの不具合も同じく教えてもらえたら有り難いです。

それでは,良い日本酒ライフを*2

*1:この本では「名前」という呼び方をしていましたが,そうすると「獺祭」「常きげん」などの銘柄の名前と混同しやすいかなと思い,ここでは「肩書」と呼んでみました

*2:「良い日本酒ライフ」で言えば,この前石川県は加賀市に行って,「常きげん」で有名な鹿野酒造に行ってきました。「Kiss of Fire」という,ノーベル賞のパーティでも飲まれたことのある純米大吟醸,うまかったなあ…!! Amazonでも売ってる!