さんだーさんだ!(ブログ版)

2015年度より中高英語教員になりました。2020年度開校の幼小中混在校で働いています。

教育的勘違い・英検一級を取ろう

フットサルに行って来た。以前運営に関わっていた高校生対象サマースクールの関係で、なので若い人が多い。元々体力ないのに加えてだんだんと走れなくなっていく我が身を思うと、なかなかに無理のある参加ではあるものの、やはりフットサルは楽しい。

そしてその帰り道。サマースクール当時、高校生で参加していた女の子と話していたら…
「さんだーさん、英検一級持ってるんですよね!純ジャパ*1で持ってるなんてスゴい!と思って私それからがんばったんですよ。それで英検一級もとれたし、留学もしたし」
なんと嬉しいお言葉…!!
思わず「もう一回言ってもらっていい?録音するから」と言っちゃうくらい嬉しかった。

ただここで一つ問題というかですね…


俺…



俺、英検一級持ってねえ!!!!
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(ONE PIECE26巻、空島の船に一人のこるチョッパーのテンションで)


なんか人違いをされてる感もあったり、色々フォロー入れてもらったりしながら帰宅。自分の良心に負けて告白してしまったけど、英検一級持ってることにしておけばよかったかもしれない。笑

ただなんというか、不思議なものですよね。
彼女は俺にあこがれて(?)、英検を取った。そして今、そのあこがれを知った自分が、申し訳無さから英検一級に挑戦しようとしている。笑

げにげに教育は、何が起こるかわからない。
きっかけはそれこそ勘違いでもなんでもいいわけで、「俺数学の才能あるかもしれない!」と数学に没頭した人が後々その勘違いに気づく、なんてことは往々にしてよくある話。それにいつ気づくかによってその人の人生はだいぶ変わってくる気もするけどw、勉学に励んだという一点は悪いことではないだろう。
英語教員としての役割を考えると、勘違いでもなんでもいいから、英語面白いかも、やれるかも、と思わせられればいいんだろうなあ。もちろん同時に、きちんとした方法論に基づいて授業その他を構築するのも大切だけど。

英検について調べてみたら、次の試験は10月みたいだ。
さあ、きちんと英検一級を取って、彼女の就活が無事に終わったら、ご飯をおごってやろう。
ううむ、社会人っぽい!!