さんだーさんだ!(ブログ版)

2015年度より中高英語教員になりました。2020年度開校の幼小中混在校で働いています。

『道を歩けば前置詞がわかる』

道を歩けば前置詞がわかる

道を歩けば前置詞がわかる

読み終わりました。色々なところ(とはいえTwitter上だけだけど)でオススメされてたから買ったものです。とても面白かったのであっという間でした。

前置詞を自由自在に使うのはきっと無理だなと思いつつ、少しでも近づけないかと思って読んでみる。

第1章 道を歩けば前置詞が見える
第2章 垂直と水平の広がり
第3章 ネイティブの前置詞感覚
第4章 非空間の「大物」前置詞

第1章はon, to, over, at, by, with, up, down辺りが扱われてた。
第2章はup, down, out, in。

基本イメージを解説したり、基本的には2つの前置詞を突き合わせたりして進むんだけど、なんというか、わかるようなわかんないような感じのところも多い。そこがまた本当っぽい。さすがに「このイメージ1つで全部わかります!」みたいなのは嘘くさいものなあ。
とはいえたくさんの用例があって、自分の中に少し蓄積ができた気がする。

  1. The light went out.
  2. The stars came out.

「消えた」と「現れた」の2つがoutで表せるのはぱっと見意外ね。
どちらも「ある範囲から出る」というところで共通点がある。

  1. 「『話し手の視界』という範囲」から出る→消える
  2. 「『見えなかったところ』という範囲」から出る→現れる

なるほどねえ。

英語の本を読むのは本当に楽しいんだけどなあ。修論の本がまったく進まんのよなあ。(はてさて)