さんだーさんだ!(ブログ版)

2015年度より中高英語教員になりました。2020年度開校の幼小中混在校で働いています。

女子に言ってはいけない(褒め)言葉

「女の子」と書かずに「女子」と書くのがすごく男子校生っぽいと思うんです。


女子大で集中講義のTAなうです。
最初の方はおとなしく普通にしていたのですが、昼飯食べながら色々暴露されてしまったのでここにも記しておく。

まず僕の鉄板ネタの一つ*1である、学部時代に学食で女友だちに会った時、「顔まんまるだね!」ってほめた(つもりだった)ら怒られて、「いやいや、真円なんだよ!」と追い打ちをかけたら激怒された話をしました。

「それって、目が細い人に『細いよね!いやいや、直線だよ!いいことなんだよ!』って言ってるようなもんですよね」って言われて、
確かに目が細いよりは大きい方がいいとされてることは知っていたものの、顔が丸いということがあまりよろしくないこととされてるのを知らなかったわけです。教育の不備であり、僕が悪いわけではないし、なにより僕は成長したからもう大丈夫だ、という話をしたら、
もう1人の女子TAから、「実はそういうデリカシーない褒め言葉、今回東北に来てからすでに私に言ってますよ」って言われびっくり。成長したはずだったのに。
その言葉が、こちら↓

「その皮の手袋いいね。でもそれ暖かいの?


何がいけないんだーーーーーっ!!!!
前半褒めてるし!成長しとるやん!文字にするとちょっと「暖かくないんでしょ」みたいな含みがありそうに見えるかもだけどそういう感じじゃなく聞いたし!

僕はモフモフの毛糸の手袋なんですよ。100人中99人が暖かそうって言いそうなやつ!*2
それに比べて、暖かいかどうか一見分かりづらいじゃん、皮って。だから純粋に材質の比較として聞いただけなのに、なんだかあんまりよくなかったみたいです。
もし毛糸ほど暖かくないのなら、あえて皮を使っているポリシーとかがあるわけじゃん。会話広がるじゃん。
みたいなことを言ったら、合理性とか機能性みたいなことは身に付けるものに関しては一旦置いておいた方がいい、って言われた。


確かに。


自分は部屋の整理に精を出していることからもわかる通り、機能的であることを愛しすぎているのかもしれない。ううむ。

そこでまた、「確かに女子って可愛いって言っておけばいい的なことがあるよね」って言ったらまた怒られた。確かにこれはちょっとヒドい言い方だったので反省している。
でも何かで読んだんだけど、感覚を研ぎ澄ますためには、一番便利な言葉こそ封じるべきなんだってさ。
たとえば料理を食べて「美味しい」と言うのをやめる。それでいて、その美味しさを伝えようと工夫してみる。
お寿司も牛たんも日本酒も*3全て「美味しい」で済ますよりも、きっと味覚やその表現は、豊かになるはずだ。


…わけわからなくなってきた。こちらは空が明るくても雪がチラチラ舞っていて、とても綺麗です。(絵葉書風

*1:と書くといくつもあるみたいね!

*2:1人くらいは暖かいという言葉を知らない人がいるかもしれない

*3:こちらに来てから全て体験済みor体験予定。ワヲワヲ