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さんだーさんだ!(ブログ版)

旧「◯◯な英語教員に、おれはなる!!!!」 - 大学院を終え、2015年度より中高英語教員になりました。

"What Should Every EFL Teacher Know?" (Paul Nation) Chap.13: How Do You Plan a Lesson?

今日は授業案の作成法っぽい。あまちゃんまでの一時間で書き終えたい所存。


くり返し同じ内容を学習したり、同じ題材を別の手法で学習したりするのが効果的。
筆者は、four strandsをコース通して同じくらいの量行うことを推奨しています。
(それに対する批判意見としては、Nation の “The Four Strands” の問題点 | ひとりごとがあります。勉強になりました…!!)


◯Deciding on the Activities
1週間の授業例が載っています。

Lesson 1: Speed reading(5min), Extensive reading(20min), Speaking & listening(25min)
Lesson 2: Speed reading(5min), Intensive reading(35min), 10 minute writing(10min)
Lesson 3: Speed reading(5min), Extensive reading(20min), Speaking & listening(25min)
Lesson 4: Dictation(15min), 4/3/2(10 min), Writing(25min)
Homework: Word cards(20min), Extensive reading(20min), issue logs(20min), reading-while-listening(30min), writing(30min)
(p.165)

10ミニッツライティングの所要時間が10分ってなってるってことは、活動自体の時間のみで活動間の時間(プリント配ったり指示出ししたり)に関しては考慮してない…??


授業の組み立てのコツとして挙げられていることを列挙すると…

  1. 最初は静かな活動で、生徒を落ち着かせる
  2. 1回の授業の中で、2回か3回、生徒のフォーカスを変える(別種の活動をする)
  3. なるべく同じフォーマットで授業を行う
  4. 教員からの指示出しはなるべく簡潔に分かりやすく
  5. 生徒に各活動の目的をきちんと理解させる

同じフォーマットで行うことで、活動間の時間をなるべく少なくするってことか。それにしても50分丸々活動時間で埋めるのは無理っぽいが。


上述の授業例でも、Speed readingなどの静かな活動から授業が始まり、そのフォーマットはあまり変わらず、合計して大体同じくらいの量のfour strandsが含まれている、と。


◯Spending Time on an Activity
"A common mistake in teaching is to confuse the communication of an item with the learning of the item."とのこと。ただコミュニケーション活動させてもダメだよ、ってことか。そのために教員は、少しずつ活動を変え、生徒の興味を保ちつつ、彼らが活動に集中できるようにしなくちゃ、ってことらしい。
以下、活動の例を挙げる。レベルやら話し言葉―書き言葉やら、guided tasksかshared tasksかやら、色々バリエーションつける手立てはあるよ、とのこと。


(1)Identifying sounds

  1. 黒板に fa と pa を書く。faが発音された時だけ手を挙げるという活動を、最低10回はくり返す。
  2. 素早く手を挙げるよう指示
  3. 個別の生徒を当てて挙手させる
  4. クラスを半分に分けて競争させる
  5. 教員の口元を隠したり、机を叩いたり、後ろの席の生徒に口笛を吹かせたりして、ノイズを混ぜる
  6. 1人生徒を前に出して、教員役をやらせる
  7. 紙に答えを書かせて、テストを行う。faとpaのどちらかをマークしながら、自分でも発音させる


(2)Repeating a sentence from a substitution table

  1. クラスに文章を復唱させる
  2. substitution tableから順番に("in a predictable way")文章を作って復唱させる
  3. 生徒を順番に指名する
  4. substitution tableからランダムに文章を作って復唱させる
  5. 生徒をランダムに指名する
  6. substitution tableの中の2つの場所を取り替える
  7. 速く読む
  8. substitution tableの一部を消す
  9. 生徒に番号を振り、指名された生徒が次の番号を指名するようにして当てていく
  10. substitution tableを参考に、自分で文章を作らせる


(3)Practicing a dialogue

  1. 教員が読むダイアログを聞く
  2. Read and look up(教科書見ながら音読はしちゃダメ、ってやつ)を使って生徒に音読させる
  3. 黒板に書いた文章をもとに音読させる。教員は、だんだんその文章を消していく
  4. 教員と生徒誰か1人がactorsとなって、クラスの前で実演
  5. ペアでactingをさせる
  6. ペア同士で見せ合う
  7. クラスの前で実演させる
  8. cloze形式のテスト


(4)Giving a prepared talk

  1. 1対1で生徒同士が短いスピーチ("talk")を行う
  2. 短いスピーチを小グループに対して行う
  3. スピーチにかけられる時間を減らす
  4. メモを見ないでスピーチをする
  5. 聞き手にタスクを課す(メモを取る・穴埋めをする・言語項目を探す、など)
  6. 話し手に質問することを許可する
  7. 微妙に内容を変える


(5)Intensive reading of a text

  1. 読んだ後、理解度確認の問題に答える
  2. ペアに音読する
  3. 読んだ後、文法事項に関する問題(この代名詞は何?とか)に答える
  4. 読んでメモを取る
  5. 読んで推測が必要な質問に答える
  6. 読んで編集する(記事のタイトルをつける・図式化する、など)
  7. 読んでテストを受ける


(6)Problem-solving speaking and listening

  1. ピラミッド・プロシージャを用いて、個人・ペア・グループで活動する
  2. 解決すべき問題に、何か一つ条件を付け加える
  3. 問題に変化をつけ、時間を減らす
  4. その問題に関してアドバイスする人の役をロールプレイする
  5. クラス全体に対して発表する


(7)Dictation

  1. 昔ながらのよくあるディクテーションをする
  2. 時間を取ってくり返し読みながら、長いフレーズを書き取らせる
  3. 1人のに音読させて、他の生徒に書き取らせる
  4. 黒板にヒントを書いた上で、非常に長いフレーズを書き取らせる
  5. 少しだけ内容を変えて書き取らせる
  6. 間を置かずに文章を読んで、生徒はそれを覚えて後から復元する
  7. ピラミッド・プロシージャでチェックする

ここで重要なのは、上記全ての活動を必ず行うことではなく、くり返し生徒に学習させることで言語項目などの学習を促す、ということだ。あくまで引き出しは手段に過ぎないってことっすね。

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