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さんだーさんだ!(ブログ版)

旧「◯◯な英語教員に、おれはなる!!!!」 - 大学院を終え、2015年度より中高英語教員になりました。

"What Should Every EFL Teacher Know?" (Paul Nation) Chap.1: What Should an English Teacher Do?

Amazon.co.jp: What Should Every EFL Teacher Know? eBook: Paul Nation: Kindleストア
↑なぜかKindleストアにしか置いてなかったけどご紹介。


 こちらの本をうちの図書館にお願いして買ってもらったので、早速読み進めてまとめていこうと思います(Kindle版1000円ちょいだから自分で買っても良かったな…w)。
教員向けに書かれた本なので、術語はほとんど使われず、あくまでプラクティカルに、というのがモットーだそうです。


以下の17章に分かれています。

  1. What Should anEnglish Teacher Do?
  2. How Do You Teach Listening and Speaking?
  3. How DO You Make Good Problem-Solving Speaking Activities?
  4. How Do You Teach Reading?
  5. How Do You Teach Writing?
  6. How Do You Teach Pronunciation and Spelling?
  7. How Do You Teach Vocabulary?
  8. How Do You Teach Grammar?
  9. How Do You Teach Discourse?
  10. Teaching English for Special Purposes
  11. Twenty Additional Techniques for Language Learning
  12. How Do You Test Learners?
  13. How Do You Plan a Lesson?
  14. How Do You Plan a Language Course?
  15. How Do You Deal with Teaching Problems?
  16. How Do You Control a Class?
  17. How Do You Become a Better English Teacher?


本日は第一章「What Should an English Teacher Do?」から。


まずESL(English as Second Language)ならぬEFL(English as Foreign Language)環境の特徴として、

  1. 教室での活動が唯一の英語インプット・英語使用の場である
  2. 学習の必要性は必ずしも高くない。試験があるから、という理由で勉強する場合はあるが、コミュニケーション取るために必須という動機でないことが多い。
  3. 必修科目として教わるからモチベーション・学習達成は低い。だからESL学習者向けの教材はEFL学習者には難しいことがある。←この本の必要性!って感じですね。


教員の仕事:

  1. Planning
  2. Training the learners
  3. Testing
  4. Teaching

一つ一つ以下に簡単にまとめます。

◯Planning
 これこそが最も大事な教員の仕事、とのこと。
筆者の主張は明快で、以下に挙げる4つのStrandsを、大体同じ時間含んだコースを作るべし、というものでした。ここでいう「同じ時間」というのは、別に一回の授業に全て入れろというわけではなく、2週間〜1ヶ月くらいのスパンでみた時に同じくらいの長さならおk、ということでした。


 その4つのStrandsというのは、

  1. Meaning-focused input
  2. Meaning-focused output
  3. Language-focused learning
  4. Fluency development


順番に、「リスニング・リーディング」、「スピーキング・ライティング」、「発音・語彙・文法・ディスコース構造」、「それまで習ったことを素早く引き出す練習」って感じ。3.Language-focused learningの項がやたら長くて、「EFLの授業はここばっかやってるよ!そういうのあんまよくないと思うよ!」と書かれていました。笑
 より具体的な活動は今後出てくると思うので割愛。「100語中2語程度の未知語を含む読み物が、Meaning-focused inputにはいいよ」、などかなりプラクティカルな感じ。


◯Training the learners
 2番目に大事な教員の仕事がこちら。学習者に効果的なストラテジーを使わせるよう教える。言語学習ストラテジー(単語覚えるなど)と、問題解決ストラテジー(文脈から単語の意味推測など)がある。ストラテジーはPlanningの中の3.Language-focused learningに含まれている。自律した学習者をつくるための試みで、一度教えたらできるようになるものではないので、何度も何度も少しずつ伝えていく必要がある。


◯Testing
 3番目に大事な教員の仕事。
Readingが苦手、といっても、語彙が足りないのか読むのが遅いのか、はたまた文字を音につなげるのが苦手なのか、などなど様々あるので、学習者の様子を把握するのは大切、とのこと。本書の中では、すでにネット上などで利用可能なテスト(語彙数把握テストなど)を紹介したり、その他学習者の抱えるdifficultyを簡単にチェックする方法が紹介されるそう。楽しみ。


◯Teaching
 これが一番最後に来ていて、また他の3つは節立てされているのに、これは直前の節の最後にくっついているだけだったのが意外な感じもしましたが、"generally teachers teach too much"(p.13)とあり、なるほどと。意識的に軽く扱っているみたいです。
14ページには様々なteaching techniqueの例が一覧で表になっています。これも後々出てくるんだろうな。



4つのStrandsと4つのSkillsと、Teaching techniques.(このブログで表を描くのが僕のスキルでは不可能だったので写真。)


 最後には、Course booksを使うのもいいけど、玉石混交だから気をつけてね、という話の後に、既存のコースに

  1. Extensive reading program
  2. Fluency development
  3. Meaning-focused problem-solving activities
  4. Extensive listening activities
  5. Vocabulary learning with bilingual word cards

といった改善を加えよ、と書いてあります。これが4つのStrandsを実践に移すコツであるそうです。ふむふむ。5つめにやっと"language-focused learning"が出てくるのも注目に値する。


 これからなるべく全ての章を読んでブログで紹介して行きたいと思うけど、まあどうなるかわかりません。笑
彼のHPには彼の著作やgrade readersやvocabulary testsなど、かなり有益な情報が満載なので、こちらも合わせてご参照下さい。

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