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さんだーさんだ!(ブログ版)

旧「◯◯な英語教員に、おれはなる!!!!」 - 大学院を終え、2015年度より中高英語教員になりました。

manaveeと塾と学校教育

 今日も三文会に行って来ました。が、朝かてきょの準備してたらだいぶ遅刻してしまいがっかり&着いたらすごく人がいっぱいいてびっくり。普段の3倍くらいいたような。さすがmanavee。笑
ということで、manavee創設者の人の話を聞いた後、色々ぐだぐだ話していました。創設者の方は僕らのコント観てくれてたみたいで嬉しかった!笑


 manavee(http://manavee.com)、は高校生対象の無料学習支援サイトで、様々な大学の学生がボランティアで授業を行い、それをどこからでも閲覧可能にして教育(受験)における経済・地域格差是正を図る、というもの。
「無料にこだわる」という理念に潔癖なまでにこだわっているそうです。1円たりとも取らない、という姿勢がかっこいいですねー。その他のOCW (Open Cource Ware)の話も色々あって、盛りだくさんでした。あとご飯もいつも以上に盛りだくさんでよかった!笑


 面白かったのは、塾講師からの批判があるらしいことと、学校教育と手を組んで実験的な試みをしようとしていること。


 前者に関して言えば、たとえばこんなページとか。
 ここからは個人的な考えですが、塾講師ってのは基本的に人気商売で、マーケット主義なはず。時代のニーズというか、受験という外部の制度の変容を敏感に察知して、その時どきに求められているものを提供する。だから、もちろん各人は自分の教育に誇りを持っているとは思うけど、基本的に内容はどうあれ、選ばれているというただ1点が価値を担保しているんだと思います。
 つまり、彼らの批判として「内容がクソ」というものが出るのは面白いな、と。内容がクソであれば遅かれ早かれ市場に淘汰されて消えるのだから黙っていればいいはずで、「こんなもので今教わっている子どもたちが可哀想だ」とかいうならもっと大きく騒がないといけない。やっぱり、自分たちの足元が脅かされているという危機感から出る叫びなんじゃないかなーとか思いました。それが良い悪いではないけど。


 後者に関して。manavee的な無料オンライン授業サイトが広く普及したら、学校教育は変わらざるをえない。教室では、manaveeにはない特徴を活かして、manaveeではできないことを提供しなくてはいけなくなるのだと思います。それは、周りにいるクラスメイトだったり、直接的な即時フィードバックだったり、他にも色々ありうるとは思うけど。
 授業をいくつか見てみて、お世辞にもレベルが高いとは思わなかったけど、このレベルの授業をしている高校教員も大勢いるのではないか、というのも正直な感想でした。だからこそ、「こんなもんか。まあ、学校教育も大体こんなもんか(も)。」という既存の学校教育への痛烈な皮肉としてみることができて面白かった。


 また、先述の塾関係者の「内容がクソ」みたいな反応は、塾よりも学校の先生が言いそうな話だなーと思いました。「子どもが可哀想」という論理も、自分のやり方が外圧で無理やり変えられるんではないかってことに対する(無意識の)拒否感も、塾より学校教育(特に公教育)でよくみられる話じゃないかなーと。
 だからこそ、私立学校にmanaveeが入って共同で実験的な試みをしていくというのは非常に興味深い。どういうことするのかまた詳しく聞きに行こうっと。


 本記事冒頭で「教育(受験)における経済・地域格差是正」と書いたように、彼らはおそらく受験に特化していて、そこに対して「結局既存の教育の枠組み、学歴社会の再生産にしかなっていないじゃないか」みたいな批判はきっとあると思うけど、創設者の方も言っていたように、中から変えるのと、外から色々ツッコミを入れるのは両立しえないんじゃないか。
(「社会学するのはいいけど、研究室運営に社会学は持ち込まないでね」という学科の先生の言葉を思い出すw)
 彼は、「ビジネスとアカデミックは違う。後者は因果を気にするがそれは過去のことについての情報を集めているに過ぎず、ビジネスの場面では未来の不確かなことに対してえいやっと決断せざるを得ない」と感じているみたいでした。


 その後はいつも通り大学図書館で寝てしまって、バイト、かてきょ。明日は自主ゼミという名目で初御殿下。楽しみッ!

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