さんだーさんだ!(ブログ版)

2015年度より中高英語教員になりました。2020年度開校の幼小中混在校で働いています。

フランスから帰ってきた友だちの話

今日は2ヶ月フランスに行っていた友だちとご飯を食べていたのだけど、
彼女(Aさん)の話してくれた日仏の文化の違い的な話が面白かったのでメモ。

八方美人な日本人の話

ある日本人の女の子がモテていたらしい。
その女の子が帰国後、フランス人の男の子が「彼女は俺のことが好きに違いない」と言い張っていたそうで。
Aさんがその理由を聞いたら、自分が「今日は楽しかった。また会いたい」とメールをすると、彼女も「私も楽しかったです!また会いましょう」的な返信をくれるから、だそうです。
そんな中で極めつけが、彼女の帰国時のメッセージ。
英語で言うと、"I'll never forget you!"的なことが書かれていたそうです。
日本語で「ずっと忘れないよ!」と言うのとだいぶ語感が違うんだと思うけど、それを受けてその男の子は舞い上がったんだって。


今度は日本人の男の子の話。
Aさんとその男の子が話しているところに、フランス人の男の子が入ってきたところ、Aさんより先にその男の子に名前を聞き、その後もずっとその男の子と話していたらしい。
彼らが滞在したところではゲイの人が多かったらしく、Aさんはそのフランス人がゲイだと直感的に思ったらしいですが、話しかけられていた男の子はそれに気づいているのかいないのか、とにかく盛り上がって話していたらしい。
別れ際、フランス人が「いつ帰っちゃうの?」と聞くと、その男の子は「来週。でもまた9月にパリに来て勉強するから、会おう!」的に答えたそう。
それを聞いてAさんは、なんでもう会うこともないだろうにそういう気を持たせるようなことを言うのか、と思ったそうです。
その男の子的には「もう会うことがないからとりあえず喜ぶことを言っておけばいい」という意見だったみたい。


日本人的な「(人と会った後の)楽しかったね。また行こう!」や「(レストランとか旅館とかを出る時の)また来ます!」なんてのは、確かにその場をうまく収めるという意味で効果的なんだと思うけれど、それも場所を選ぶ、ということなんでしょうか。

自分自身の身近なところに置き換えて

自分は「また会おう!」と言う時はだいたい「また会おう!何曜日空いてる?」的に決めにかかるか、そういうことそもそも言わないか、という感じにしてきてます。笑


また、院での生活では、先輩やら先生やらから色々な仕事を持ちかけられることが多いだろうし、自分がそんなに興味ないのに「ぜひやりたいです!」みたいなことを言っていたら身がもたないよなあと思うので、そこであえて非八方美人になるスキルも身につけたいと思った。


あと、そうした文化面の違いも教えられる人になりたいと思って、そうするとやっぱり海外経験が必要になってくるのかしらん、とも。


でもAさん自身も言っていたけど、こうした対人関係って国民性もあるけど地域性もあるはず
(僕自身この前因島に行った時にはだいぶ東京と違うなあと感じたし)。
てことで、どこに行ってもそれを変に一般化するのは軽率なような気もしてしまう。
自分自身の極私的なところで考えても、自分の性格がこういう感じになっているのは、「日本人だから」なのか「男だから」なのか「東京出身だから」なのか「中高一貫男子校出身だから」なのか「自分だから」なのか、全然分からないものね。


いかにも「メモ」らしい、取り留めのないところでおしまい。