さんだーさんだ!(ブログ版)

旧「◯◯な英語教員に、おれはなる!!!!」 - 大学院を終え、2015年度より中高英語教員になりました。

『英語教育』特集記事寄稿者の所属コーディング

お久しぶりです。
最近ブログこそ更新できておりませんでしたが、ちょこちょこ動いてはいます。
英語塾の方とお話して、そこで働いたり勉強させてもらう予定を立てたり、
卒論に関して(やっと!)動き始めたり。
今日はその自分の卒論について簡単に書いてみようと思います。

卒業論文タイトル

「雑誌『英語教育』に見る日本の英語教育の二層性について(仮)」

概要

 日本の英語教育においては、似たような議論が繰り返されているということが、先行研究により指摘されている。例えば、比較的新しいと目されている「小学校英語」や「英語の授業は英語で」等の改革案も、実は既に戦前から検討されてきた、代わり映えのしない議論である。一方で、古くはパタン・プラクティス、最近ではTask-based Language Teachingなど、新しい教授法を取り入れて英語教育を変革しようとする動きもしばしば見られる。日本の英語教育は、どこが変わってきていて、どこが変わっていないのか。その「二層性」の一端を明らかにする。

分析の流れ

 分析対象は、英語教員のための雑誌である『英語教育』の、過去30年に渡る特集記事である。本雑誌を対象とする理由としては、A.本雑誌が、英語教育における先端研究と現場との結節点として位置づけられるため、英語教育界の状況を正しく反映していることが期待されること、B.現行の英語教育関連の雑誌で最も歴史が長いこと、C.発行部数が5万部(出版社発表)と大きな影響力を持っていること、などが挙げられる。
 具体的には、まず特集のタイトルを計量的に分析し、タイトルの大まかな推移を把握する。同時に特徴的なトピックを洗い出した後、それについて詳細なテキスト分析を行なう、という順での分析を考えており、現在タイトル分析を進めている。


とまあ大上段に構えたものの、実際何をしていいかは手探り状態です。


今週15時間以上に渡る図書室ごもりの成果として、
「a.発行年月-b.特集タイトル-c.特集記事タイトル-d.著者-e.著者所属-f.著者所属コード」
を一つのファイルにまとめ終わりました。総記事数3377。。


次に記すのは、e→fの変換に用いたコーディングルールです。
まだ細かく確認していないのでもしかするとこの先コーディングの誤りが発見されるかもしれませんが…

コーディングルール

1:幼稚園 2:小学校 3:中学校 4:高校 5:中高一貫校 6:高専 7:短大 8:大学
9:省庁 10:教育委員会 11:その他公的教育機関 12:塾 13:会社 14:ジャーナリズム
15:文筆業 16:その他英語/教育関連機関 88:肩書きの表記なし 99:その他機関


以下が具体的なエクセル関数です。


=IF(ISERROR(FIND("幼稚",F2))=FALSE,1,
IF(OR(ISERROR(FIND("小学校",F2))=FALSE,ISERROR(FIND("初等部",F2))=FALSE,ISERROR(FIND("初等学校",F2))=FALSE),2,
IF(OR(ISERROR(FIND("中学高等学校",F2))=FALSE,ISERROR(FIND("中等教育学校",F2))=FALSE,ISERROR(FIND("茗溪学園",F2))=FALSE),5,
IF(OR(ISERROR(FIND("中学校",F2))=FALSE,ISERROR(FIND("中等部",F2))=FALSE),3,
IF(OR(ISERROR(FIND("高等学校",F2))=FALSE,ISERROR(FIND("高等部",F2))=FALSE),4,
IF(ISERROR(FIND("高等専門学校",F2))=FALSE,6,
IF(OR(ISERROR(FIND("短期大学",F2))=FALSE,ISERROR(FIND("短大",F2))=FALSE),7,
IF(OR(ISERROR(FIND("大学",F2))=FALSE,ISERROR(FIND("University",F2))=FALSE),8,
IF(OR(ISERROR(FIND("文部省",F2))=FALSE,ISERROR(FIND("文部科学省",F2))=FALSE,ISERROR(FIND("経済産業省",F2))=FALSE),9,
IF(ISERROR(FIND("教育委員会",F2))=FALSE,10,
IF(OR(ISERROR(FIND("教育センター",F2))=FALSE,ISERROR(FIND("教育庁",F2))=FALSE,ISERROR(FIND("教育研究",F2))=FALSE,ISERROR(FIND("教育研修",F2))=FALSE,ISERROR(FIND("教育政策",F2))=FALSE,ISERROR(FIND("教育事務所",F2))=FALSE),11,
IF(OR(ISERROR(FIND("河合塾",F2))=FALSE,ISERROR(FIND("駿台",F2))=FALSE,ISERROR(FIND("東進ハイスクール",F2))=FALSE,ISERROR(FIND("塾講師",F2))=FALSE,ISERROR(FIND("代々木ゼミナール",F2))=FALSE),12,
IF(OR(ISERROR(FIND("?",F2))=FALSE,ISERROR(FIND("有限会社",F2))=FALSE),13,
IF(OR(ISERROR(FIND("新聞",F2))=FALSE,ISERROR(FIND("ジャーナ",F2))=FALSE,ISERROR(FIND("日経",F2))=FALSE),14,
IF(OR(ISERROR(FIND("文芸",F2))=FALSE,ISERROR(FIND("作家",F2))=FALSE,ISERROR(FIND("ライター",F2))=FALSE,ISERROR(FIND("訳詞",F2))=FALSE,ISERROR(FIND("著述",F2))=FALSE,ISERROR(FIND("編集",F2))=FALSE,ISERROR(FIND("翻訳",F2))=FALSE,ISERROR(FIND("エッセイ",F2))=FALSE),15,
IF(OR(ISERROR(FIND("英語",F2))=FALSE,ISERROR(FIND("イングリッシュ",F2))=FALSE,ISERROR(FIND("教",F2))=FALSE,ISERROR(FIND("英会話",F2))=FALSE,ISERROR(FIND("通訳",F2))=FALSE,ISERROR(FIND("フォニックス",F2))=FALSE),16,99
))))))))))))))))


うっぎゃああああああ!!
(セル内で[Alt+Enter]で改行できると知ってホント救われた。こんな関数ですら何度も失敗して涙目になりながら一行ずつ確認して書いてたのが残念↓↓)


以下簡単に説明しておくと、
F2セルに「e.著者所属」が書いてあるわけです。そんでもって、
そのセルに「幼稚」が含まれていたら1, 含まれていない場合下へ
そのセルに「小学校」「初等部」「初等学校」が含まれていたら2, 含まれていない場合下へ
そのセルに「中学高等学校「中等教育学校」「茗溪学園」が含まれていたら5, 含まれていない場合下へ
(※「茗溪学園」は調べた所中高一貫校だったのでこうした処置を取った)
そのセルに「中学校」「中等部」が含まれていたら3, 含まれていない場合下へ
そのセルに「高等学校」「高等部」が含まれていたら4, 含まれていない場合下へ
そのセルに「高等専門学校」が含まれていたら6, 含まれていない場合下へ
そのセルに「短期大学」「短大」が含まれていたら7, 含まれていない場合下へ
そのセルに「大学」が含まれていたら8, 含まれていない場合下へ
そのセルに「文部省」「文部科学省」「経済産業省」が含まれていたら9, 含まれていない場合下へ
(中略)
そのセルに「英語」「イングリッシュ」「教」「英会話」「通訳」「フォニックス」が含まれていたら16, 含まれていない場合99
「ー」だけになっているセルを88に(これは関数でなく手動で)。


今晩は、このコーディングで問題なさそうかチェックしようと思います。
肩書きだけでも1576あるからな…ぐぬぅ。

今後の展望

これを分析にかけることで、

  1. 「a.発行年月」と「b.特集タイトル」の関連(=タイトルの推移)
  2. 「a.発行年月」と「f.著者所属コード」の関連(=著者所属の推移)
  3. 「b.特集タイトル」と「f.著者所属コード」の関連(=どんな特集の時にどんな肩書きの人が呼ばれやすいのか)
  4. 「c.特集記事タイトル」と「f.著者所属コード」の関連(=どんな肩書きの人がどんな題で寄稿するのか)

辺りが分析できると踏んでいます!KHCoderでできる!?汗


一応1は既にやっていて、うっすら変遷的なのがあるかなーってくらいなんですが、
fはできたてほやほやなのでこれから分析にかけます。
事前に「きっとこういう肩書きの人がこんな言葉を使ってる!」などの予測は立てられていません。
(「本研究は探索的に行っています」と行った方がかっこいいだろうな…笑)


もし何か関連出てくればそれはOKだし、
何も出てこなくても、「寄稿者の所属と寄稿タイトルの間にはなんの関連性もない」ってこと自体一つの知見たりうると思います。
(そこに対する理由付けはまた考えていきますが、「各所属の人が好き勝手なこと言ってるから、つまり別々の方向を向いているから、日本の英語教育はダメなんだ」といった批判が、タイトル分析の観点からは裏付けられなかった、とかなんとか…汗)

最後に

これからこうして卒論に関してちょこちょこ書いていこうと思います。
もし「いやここはおかしいでしょ」など見つけた・感じられた方は、ぜひコメントのほど宜しくお願い致します。


あと気付いてしまった。最初に書いた卒論タイトルとか概要からずれてきてる…。
まあ、そこら辺はおいおい笑


学科の先生とフットサルしてきますーッ!

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