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さんだーさんだ!(ブログ版)

旧「◯◯な英語教員に、おれはなる!!!!」 - 大学院を終え、2015年度より中高英語教員になりました。

Effectiveness of the 10-Principles Homework-Assignment System in Terms of Scholastic Attainment in Japanese High School English Education

TAKAHASHI Masayuki. 2010. “Effectiveness of the 10-Principles Homework-Assignment System in Terms of Scholastic Attainment in Japanese High School English Education.” Educational technology research 33(1):23–32.

サマースクールを一緒に運営していた先輩から紹介されて読みました。

宿題の出し方を変えて、それが成績にどう結びついているかの実験。

この高橋さんは、宿題を課す際の10の留意点("10-Principle Framework")を提唱しており、
それが教師・生徒たちに有用だと思われているところまでは自身の以前の研究の中で確認済みだったので、
それを実践に移して効果が出るか見てみよう、というのが本論文の趣旨のようです。


ちなみに以下が"10-Principle Framework"です。

  1. Coodinate the homework system.
  2. Post the homework policy.
  3. Educate comprehensively.
  4. Bridge home and school
  5. Provide appropriate tasks.
  6. Provide motivating tasks.
  7. Post homework evaluation criteria.
  8. Use the most appropriate evaluation method.
  9. Evaluate educational conditions.
  10. Respect individualized homework.


読み進めていったものの、上記10点がいかにして実践に移されたかがあまりにも曖昧にしか示されていないように感じました。
例えば、

"The purpose and the content of homework assigned to the HG group(引用者注:HGとはHAS Groupのこと。HASとはHomework-Assigning Systemで、"10-Principle Framework"を利用して宿題を課すことを指す模様。"group"がかぶってる気がする…。) and the NHG group was designed to be equivalent. However, there was a possibility of differences in quality and quantity. For example, we might expect the time for completion of HG homework to be shorter, since HG homework tasks should be more student-friendly according to the 10-Principle Framework.(p.28)"

"student-friendly"にするために、読解の課題を課す際、NHGにはエッセイ式、HGには多肢選択式を課したそうです。
また、p.30には、本研究の限界として、留意点2と10は実践に移されていない、とも書かれていました。


結果として、事前テストではHG・NHG間に差はないものの、事後テストではHGのが平均点高くなってる、ということが示されていますが、それがこのHASの有効性を示すものかは疑問です。


ただ、"Yet, the theorization of homework-assignment has yet to be seen.(p.25)"とあるように、
宿題に関する研究というのは今まであまり見たことがなかったので、ここら辺も考えていかなくちゃなーと思わされました。

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